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そこまでしても、行きたかった場所! - 2016.09.19 Mon
¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆
去る16日は、くまの体験企画(代表=うっちー、こと内山裕紀子)のガイドで、馬越峠+天狗倉山へ行ってきました。お客様は東京からお越しの女性Kさん1名、限られた有給を利用して、熊野古道のハイライト部分を歩きたいということで、16日はこの馬越峠+絶景の天狗倉山を、翌日は福辻京子サンガイドの那智周辺ハイキングをお申込みいただきました。
お天気は薄日が差す絶好の歩き日和、天狗倉山からは、海は若干かすんでいたものの、はっきりと尾鷲市街地が眺められました!

絶景を堪能するKさん(顔出しOKの許可をいただいております)
今では山と海に囲まれた限られた平地にぎっしりと建造物が並んで見える尾鷲市街地、巡礼者が行き交っていた170~180年前は、現在の林町を境に湿地が広がっており、その背後に西国一の難所の、おどろおどろしい八鬼山が控えていました。
「この馬越峠も十分に難所であり、不安の多い山道でしたが、山を下りて広がる伊勢路一の繁華街、尾鷲市中井町で束の間のやすらぎを得たことと思います。この町が過ぎて、目の前に広がる不気味な沼地、そして奥深くそびえる山賊オオカミの出没地八鬼山・・・・・きっともし私が当時生きていてこの旅をしていたのならば、この瞬間に、そこまでしたまで熊野に行きたいか、引き返すか、でも、やはり行きたいか、しばらく考え込んでしまいそうですよ。それほどに不安の多い道であったと思います」と語ると、Kさんは、「そんな先の果てに、明日私が向かう那智山があるのですね」と、少々興奮気味に返してきました。
町の終わりと、湿地との間には「山見茶屋」という茶屋がありました(現在の、尾鷲市瀬木山一里塚のあるあたり)。伊勢から向かう人、熊野方面から伊勢へ向かう人、お互い行先の情報がほとんどない中で、反対側から来た旅人がここで集うと、それぞれの行く先の状況の情報交換ができていたとか。
「山賊出るから気いつけい」「あと5,6こ峠を越えたら伊勢の国へ入るで。時々海が見えてほっとするよ」なんて会話がなされていたのかな。
現在でいうところの、情報の少ない中東、アフリカへ向かうバックパッカーがトルコあたりのゲストハウスで、そちら方面から来た旅人から情報を収集する「旅ノート」の感覚に似ているきがします。
到達することが正解ではない、歩いている、まさに現在のその行為が正解なのだから、こう思えるところまでが似ています。
今も昔も、理由はないけれど、それでも行ってみたい、この目で見てみたい場所は誰しもあると思いますが、生老病死の苦しみ、報われない現実から逃れるため(というよりも癒すためといったほうがいいか)に、苦難を乗り越えて向った場所が、まさにこの熊野という地なんですね。
私含め、何人かの知人友人は今でも、紀伊半島東部をなぞる下道国道42号線を車で走り、荷坂峠や尾鷲トンネルを越えて目の前の景色が開けると「うわぁ~来たよ~ 着いたよ~」という感覚に何度も陥るといいます。胸がはち切れそうな、とにかくうれしいあの感覚。
あれこそ、180年前もの旅人の感情が時空を超えて今に生きる私たちに伝わってきているものなんだと思ってなりません。
峠を下り、尾鷲市街地が見えてきたころにちょうどお昼、女性1人旅のお客様と一緒になると毎度お約束の「山の喫茶 山帰来」に。いつもとてもお世話になっているご夫妻が経営する、ロッジ風のカフェは古道ハイカーには大人気です。風通りの良い、緑に囲まれたウッドデッキで風鈴の音を聞きながら過ごす時間は・・・・・・・あっという間に数時間が経ちます(列車の時間がある人は要注意・笑)

全てがハンドメイドのこのお店、全てのメニューがおすすめです♪
私は毎度おなじみのハンバーグプレートを、この地域が初めてのKさんは
熊野の郷土料理「めはり寿司」を。

アイスクリームまでもすべて原料から混ぜ合わせて作っています♡

庭にある山桃の木から採ったヤマモモソーダ― 期間限定です~
Buen Camino^_-☆
去る16日は、くまの体験企画(代表=うっちー、こと内山裕紀子)のガイドで、馬越峠+天狗倉山へ行ってきました。お客様は東京からお越しの女性Kさん1名、限られた有給を利用して、熊野古道のハイライト部分を歩きたいということで、16日はこの馬越峠+絶景の天狗倉山を、翌日は福辻京子サンガイドの那智周辺ハイキングをお申込みいただきました。
お天気は薄日が差す絶好の歩き日和、天狗倉山からは、海は若干かすんでいたものの、はっきりと尾鷲市街地が眺められました!

絶景を堪能するKさん(顔出しOKの許可をいただいております)
今では山と海に囲まれた限られた平地にぎっしりと建造物が並んで見える尾鷲市街地、巡礼者が行き交っていた170~180年前は、現在の林町を境に湿地が広がっており、その背後に西国一の難所の、おどろおどろしい八鬼山が控えていました。
「この馬越峠も十分に難所であり、不安の多い山道でしたが、山を下りて広がる伊勢路一の繁華街、尾鷲市中井町で束の間のやすらぎを得たことと思います。この町が過ぎて、目の前に広がる不気味な沼地、そして奥深くそびえる山賊オオカミの出没地八鬼山・・・・・きっともし私が当時生きていてこの旅をしていたのならば、この瞬間に、そこまでしたまで熊野に行きたいか、引き返すか、でも、やはり行きたいか、しばらく考え込んでしまいそうですよ。それほどに不安の多い道であったと思います」と語ると、Kさんは、「そんな先の果てに、明日私が向かう那智山があるのですね」と、少々興奮気味に返してきました。
町の終わりと、湿地との間には「山見茶屋」という茶屋がありました(現在の、尾鷲市瀬木山一里塚のあるあたり)。伊勢から向かう人、熊野方面から伊勢へ向かう人、お互い行先の情報がほとんどない中で、反対側から来た旅人がここで集うと、それぞれの行く先の状況の情報交換ができていたとか。
「山賊出るから気いつけい」「あと5,6こ峠を越えたら伊勢の国へ入るで。時々海が見えてほっとするよ」なんて会話がなされていたのかな。
現在でいうところの、情報の少ない中東、アフリカへ向かうバックパッカーがトルコあたりのゲストハウスで、そちら方面から来た旅人から情報を収集する「旅ノート」の感覚に似ているきがします。
到達することが正解ではない、歩いている、まさに現在のその行為が正解なのだから、こう思えるところまでが似ています。
今も昔も、理由はないけれど、それでも行ってみたい、この目で見てみたい場所は誰しもあると思いますが、生老病死の苦しみ、報われない現実から逃れるため(というよりも癒すためといったほうがいいか)に、苦難を乗り越えて向った場所が、まさにこの熊野という地なんですね。
私含め、何人かの知人友人は今でも、紀伊半島東部をなぞる下道国道42号線を車で走り、荷坂峠や尾鷲トンネルを越えて目の前の景色が開けると「うわぁ~来たよ~ 着いたよ~」という感覚に何度も陥るといいます。胸がはち切れそうな、とにかくうれしいあの感覚。
あれこそ、180年前もの旅人の感情が時空を超えて今に生きる私たちに伝わってきているものなんだと思ってなりません。
峠を下り、尾鷲市街地が見えてきたころにちょうどお昼、女性1人旅のお客様と一緒になると毎度お約束の「山の喫茶 山帰来」に。いつもとてもお世話になっているご夫妻が経営する、ロッジ風のカフェは古道ハイカーには大人気です。風通りの良い、緑に囲まれたウッドデッキで風鈴の音を聞きながら過ごす時間は・・・・・・・あっという間に数時間が経ちます(列車の時間がある人は要注意・笑)

全てがハンドメイドのこのお店、全てのメニューがおすすめです♪
私は毎度おなじみのハンバーグプレートを、この地域が初めてのKさんは
熊野の郷土料理「めはり寿司」を。

アイスクリームまでもすべて原料から混ぜ合わせて作っています♡

庭にある山桃の木から採ったヤマモモソーダ― 期間限定です~
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● COMMENT ●
ご無沙汰しています
MORIさん、本当にご無沙汰しております!最近、ちょうど「MORIさんどうされているのかなぁ」と、思い出していたところでしたので、お元気で活躍していらっしゃるコメント、とても安心いたしました。
数年前にこちらに来られていたのですね。次回来られる際には、再会できればうれしいです。
まだ余震が収まらない九州ですので、自然災害には十分にお気をつけてお過ごしください。
数年前にこちらに来られていたのですね。次回来られる際には、再会できればうれしいです。
まだ余震が収まらない九州ですので、自然災害には十分にお気をつけてお過ごしください。
白石湖トレイル
こんばんわ。
今日、白石湖トレイル登山口下見のため、海山に行って来ました。
役場支所過ぎて、橋を渡り30mほどを右折し、津波避階段を登った所に祠がありました。
その横に、渡利登口と公園入口の看板ありました。スタートはここでいいですか?
地元の人たち※(登山には関心が無さそうでしたが失礼!)に聞いたところ、荒れているとの事でしたがいかかですか?
9kmですとのことでしたが、時間はどの位ですか?
ついでに、世古牡蠣店と一富士に寄って来ました。
どちらかに、年内いく予定です。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いします。
今日、白石湖トレイル登山口下見のため、海山に行って来ました。
役場支所過ぎて、橋を渡り30mほどを右折し、津波避階段を登った所に祠がありました。
その横に、渡利登口と公園入口の看板ありました。スタートはここでいいですか?
地元の人たち※(登山には関心が無さそうでしたが失礼!)に聞いたところ、荒れているとの事でしたがいかかですか?
9kmですとのことでしたが、時間はどの位ですか?
ついでに、世古牡蠣店と一富士に寄って来ました。
どちらかに、年内いく予定です。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いします。
登り口はそこで合っております。その道を整備してくださっているNTRCという若者グループがおりますが、彼らの熱心で手の込んだ整備により、その9kmは問題なく歩けます。ただ、最後の大田賀ノ頭からの下りは大変急降下となっておりますので、足元にはお気を付け下さい。ウバメガシやサルスベリ林の道自体はけっこう不明瞭ですが、ルート沿いに「NTRC」と書かれたオレンジ色のテープがずっとつけてありますので、それをたどって行けば迷う心配はないです。
所要時間はゆっくり歩いても5時間くらいです。
所要時間はゆっくり歩いても5時間くらいです。
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覚えて頂いていますか。三重県在住時に、大変お世話になったMORIです。
あれから十数年が経ちましたが、お元気にご活躍のご様子、嬉しく思っています。
私も何とか山歩きを楽しんでいます。
数年前、テントを担ぎ、熊野古道<大辺路・小辺路>・大峰奥駆道を歩き、紀伊半島の素晴らしさを味わってきました。また機会を作って歩きたいと思っています。
九州の地より、益々のご活躍を祈っています。