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海と森の恵みを味わう旅 in 島勝浦 - 2010.02.01 Mon

1月30日(土)は、三重県立熊野古道セン
ターと東紀州観光まちづくり公社との共催事
業で、私が企画を担当したエコツアー『海と
森の恵みを味わう旅 in島勝浦』が無事終了
しました。

ツアーは大海原、海を育てた森“魚つき
林”、そしてそんな海や森と密接に関わって
きた人にスポットを当てたツアーです。
舞台は、ブリ大敷き網漁発祥の地とされてい
る北牟婁郡紀北町島勝浦地区。

ここの集落の背後に広がる照葉樹林の森へ入
り、山道を歩くこと約1時間半で大海原を眺
められる小さな岬の突端に着きます。ここに
は小屋跡が海を眺めるようにぽつんと残って
います。

これがかつてのブリ大敷き網見張り小屋です。
昭和35年まで、ここで見張り人がに張っ
てある大敷き網を見張り、鰤が網にかかると
大急ぎで島勝浦の漁師に知らせ、漁師が海へ
繰り出し、水揚げに行くという流れでした。

当時の大敷き網は非常に構造が単純で、鰤の
大群が中に入っても8割程は逃げてしまって
いたとのこと。そのため、刻一刻を争う状態
であったそうです。大敷き網にブリが入った
ことを確認した見張り人は岬から町を見下
せる尾根へ走り、旗を振ることで知らせてい
たと言います。この間わずか12分。足場の
決して良いとはいえない山道のこと、これは
まさに“職人技”です。

その後、無線機の発達(現在では携帯電話)、
船の速度向上、そして大敷き網の構造の変化
という時代の流れで見張り小屋は使われなく
なり、以後50年近くこの漁村の産業史を回
想しているがごとく大海原の前にたたずんで
います。

地元のベテランガイドの案内でこの産業古道
を往復し、島勝浦の町へ戻った後は、島勝浦
の海と山の恵みを存分に受けた食材による昼
ご飯。地元のお母さんの暖かみが込められた
食事に参加者は舌鼓を打っていました。

午後は小さな船に乗って海に繰り出し、午前
中に歩いた山を海側から眺めます。海からの
景色と山からの景色は全くの別世界です。

「え、さっきまで私たちあそこにいたの!?」
「同じ地域でもこんな違う風景が見られるん
だ?」と、参加者から感嘆の声が上がりまし
た。午後3時半頃、行程は無事終了し、お客
さまには満面の笑みで帰っていただきました。

熊野にとっての海、当たり前の存在のようで
意外に知られていないことが多いです。それ
は森、人、文化という異次元と密接につなが
っています。もちろんそれはこの地域内だけ
のことではなく、外に目を広げれば黒潮によ
って沖縄や東南アジア、ユーラシア大陸とも
密接につながっています。

これらのエコツアーを通じ、この海が熊野と
元の生活、さらには外の世とをつなぐ大
脈の一部であることがもっと地元で認識さ
れればと願うばかりです。

みちびとのたわ事?A diary of route journey?
    産業古道の登り口近くにある和具浜
    真夏には良好な海水浴場に大変身!

みちびとのたわ事?A diary of route journey?
      照葉樹林を縫うトレイルはかつての産業の道
  ここを大敷き網見張り人が毎日猛スピードで行き来しました。
みちびとのたわ事?A diary of route journey?
     トレイルから大海原を見下ろす絶景ポイントです!

みちびとのたわ事?A diary of route journey?
        岬に立つブリ大敷き網見張り小屋跡

みちびとのたわ事?A diary of route journey?
           見張り小屋跡からの風景
みちびとのたわ事?A diary of route journey?
       昼食場所は桂城中学校跡 通称「けいちゅう」
       紀北町の自然体験事業の拠点になっています!

みちびとのたわ事?A diary of route journey?
    ブリ照り焼き、カンパチお造り、渡利牡蠣のフライ・・・
    地元の恵みをいただきま?す!

みちびとのたわ事?A diary of route journey?
     沿岸部全域で親しまれている漁師料理 大敷汁

みちびとのたわ事?A diary of route journey?
      断崖にポッカリと穴が空いた海食洞 天満洞

みちびとのたわ事?A diary of route journey?
    海上から標高1600メートル級の大台山系を眺める



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● COMMENT ●

1 ■鰤。

鰤と言う大きな魚。そんなに沿岸近くまで来るんだろうか?と、素朴な疑問。次にお弁当。入っているものは同じでもその盛り付け方が重要でもっと格好良く綺麗に盛り付けると高く売れます。
ちょっと盛り付け方が荒いです。(笑)

2 ■たしかに…

>TONNY。さん

飲食業でも何でもない地元のお母さん連中がこの日のために特別作ってくださったものだから、多少は仕方ないですね…

改まった弁当箱とのギャップがそれを強調してしまっているのかと

3 ■それは失礼!

地元の皆さんには大変失礼致しましたね。素人さんが作ったのなら売れますよ!

4 ■無題

>TONNY。さん

需要が増えればいいのですが…

あとぶりの話ですが、熊野灘沿岸は黒潮反流の関係で、志摩半島に沿うように回遊してきますよ。


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三重県紀北町在住。歩き旅人&旅イラストライター&ガイド

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