8月26日の記事 - 2012.09.10 Mon
先月の記事『☆奥熊野に集結す☆』の続き、8月26日分の記事が更新できないまま10日以上過ぎてしまいました~(涙)
さて、8月25日http://caminottynabi14.blog40.fc2.com/blog-entry-710.html翌日、早朝4時まで盛り上がっていた皆は異常な数の蚊に翻弄されての目覚めとなりました。仕事や所要がある人々がそれぞれ帰路につき、残った私とヒロちゃんとRicaちゃんは午前中はトレッキングと川遊び、そして午後は熊野市育生町の古民家カレー屋「ちゃや」でゆるりゆったりランチをしようという流れになりました。
まずは、赤倉からいにしえの行場、大丹倉への往復トレッキング。トレッキングというよりこの道中は片道5kmほどの林道なんですけれど、トレッキングそのものを楽しむというよりむしろ私たちの場合、延々と繰り広げられるおしゃべりを楽しんでの道中となりました。この大丹倉、知る人ぞ知る奥熊野の秘境絶景スポットなんですけれど、実はね、すっごいポジションにあるんですよぉ~
このあたりの熊野古道といえば、七里御浜に沿う浜街道と、横柿峠(台風災害により現在通行止め)、風伝峠を越えて本宮に向かう本宮道がありますが、はるか昔、熊野市井戸町(獅子岩付近)から井戸川に沿うようにして西進し、一ノ水峠を越えて赤倉を通り、この大丹倉を経て育生、北山川、そして本宮へと向かう「裏本宮街道」が存在しました。つまりこの秘境赤倉一帯は元祖熊野古道ということになります。交通網や古道の整備状況(歩けないことはないけれど、バリエーションルートファインディング力、読図力に長けていないと難しい区間多し)により、一般のハイカーにはなかなか情報公開できない現状があります。それに昨年の台風12号で各所が土石流にやられてしまってるので・・・
裏本宮街道の一部(井戸町~一ノ水峠~赤倉)に関しては以下の記事を参照あれ
※台風災害視察を兼ねてなので痛々しい画像もあります
http://caminottynabi14.blog40.fc2.com/blog-entry-613.html
赤倉を9時出発、ひたすら木々に覆われている林道を進み、まずは2.1km地点にある赤倉神社へ。携帯電話の電波も入らないほの暗い山中にひっそりとまつられているこの神社、なんと1000年以上も前からこの地にたたずんでいるとされます。木々に見守られるようにどっしりとその図体を据える巨岩はこの神社のご神体、社殿は一切なく、古来からの熊野信仰の姿を現しています。この神社、林道から古い石造りの階段をかなり下った場所に位置しています。これは古来からの本宮道であるいわゆる「裏本宮街道」がこの位置を通っていたことを現します。

赤倉神社

ご神体に手を合わすヒロちゃん
赤倉神社に参拝した後は林道に戻り、道をさらにさらに奥へと進め、大丹倉へ。この大丹倉の上、来られたことある方はご存じだと思いますが、柵もな~んにもない数百メートルの断崖の頭頂部なんです。まず私は初訪問であるヒロちゃんのために、ここが絶景である以前に「ここから先へは何があっても行ってはダメよ」というポイントだけをしっかりと指示した後にみんなで安全ラインに登頂。すると想像通りにヒロちゃん、「わ~~~!!!!すっご~い!!」と絶叫。初秋特有の深い山の緑に、昨夜の雨がチリを洗い流してくれた澄んだ空、自然が作り出す色の繊細な美しさには毎日毎日溜息しか出てきません。

裏本宮街道沿いに当たる大丹倉への道中には関所跡があります。

大丹倉手前。ここを越えると・・・

THE/だ・ん・が・い

雄大な山と深い緑色に吸い込まれそうになりながら・・・

☆^^☆
帰りは来た道を5km、赤倉へ戻るのみ。言うまでもないですがこの間、ひっきりなしに私たちはおしゃべり三昧。気が付いたら「もう着いた~」状態でした。ライターとして、写真家としてそれぞれプロフェッショナルであるヒロちゃん、Ricaちゃんとの会話はもうそれは楽しい上に実りがあるもの。
この後は赤倉近くにある隠れた川遊びスポット、「箱ぶち」へ。ここにあるセルリアンブルーの滝壺に足をつけながら、Ricaちゃんは仕事魂全開で撮影活動に、そして私とヒロちゃんはひたすら道が繋ぐ世界平和の話に。出会ってすぐに意気投合し、これまでふつふつと温めてきたことを心を割って話せる友達にまた出会えた幸せな夏時間。




お腹もすいてきた頃、1時間の川遊びを終えて、育成集落のはずれにある古民家カレー屋「ちゃや」へ。ここは大阪から移住してきた山好き夫妻が経営するお店で、10種以上の野菜にスパイス、そしてこの辺の山で捕獲されたシカやイノシシの肉をじっくりと煮込んだ「ジビエカレー」が大人気。この日は新メニューグリーンカレーが出ていたのでそれを注文。これはタイ料理の定番「グリーンカレー」の本来の辛さを抑え、熊野の野菜でアレンジされていました。青唐辛子のスパイシーパンチと地元野菜&ココナッツミルクの甘みが調和したやさしい口当たりでした。

サフランライスの黄とグリーンカレーの淡緑とのコントラストがたまらない!

デザートにブルーベリー添えアイスを。
ブルーベリーはもちろんオーナーの栽培

ミントたっぷりのミントティー
「ちゃや」を後に、一路熊野市街地へ出てSちゃんのお店「木花堂」へ。夜には津で撮影活動を予定しているRicaちゃんと、翌日新宮への長距離歩行を控えているヒロちゃんを見送り、Sちゃんと少し話した後本日はこれで解散☆
この5日後、ヒロちゃんは無事に本宮へゴールとのお知らせが入り、みんなで歓声を挙げました!!!!みんなホントつながってくれてありがとう。そしてこれからも、これからも末永くよろしくね^O^/
さて、8月25日http://caminottynabi14.blog40.fc2.com/blog-entry-710.html翌日、早朝4時まで盛り上がっていた皆は異常な数の蚊に翻弄されての目覚めとなりました。仕事や所要がある人々がそれぞれ帰路につき、残った私とヒロちゃんとRicaちゃんは午前中はトレッキングと川遊び、そして午後は熊野市育生町の古民家カレー屋「ちゃや」でゆるりゆったりランチをしようという流れになりました。
まずは、赤倉からいにしえの行場、大丹倉への往復トレッキング。トレッキングというよりこの道中は片道5kmほどの林道なんですけれど、トレッキングそのものを楽しむというよりむしろ私たちの場合、延々と繰り広げられるおしゃべりを楽しんでの道中となりました。この大丹倉、知る人ぞ知る奥熊野の秘境絶景スポットなんですけれど、実はね、すっごいポジションにあるんですよぉ~


裏本宮街道の一部(井戸町~一ノ水峠~赤倉)に関しては以下の記事を参照あれ
※台風災害視察を兼ねてなので痛々しい画像もあります
http://caminottynabi14.blog40.fc2.com/blog-entry-613.html
赤倉を9時出発、ひたすら木々に覆われている林道を進み、まずは2.1km地点にある赤倉神社へ。携帯電話の電波も入らないほの暗い山中にひっそりとまつられているこの神社、なんと1000年以上も前からこの地にたたずんでいるとされます。木々に見守られるようにどっしりとその図体を据える巨岩はこの神社のご神体、社殿は一切なく、古来からの熊野信仰の姿を現しています。この神社、林道から古い石造りの階段をかなり下った場所に位置しています。これは古来からの本宮道であるいわゆる「裏本宮街道」がこの位置を通っていたことを現します。

赤倉神社

ご神体に手を合わすヒロちゃん
赤倉神社に参拝した後は林道に戻り、道をさらにさらに奥へと進め、大丹倉へ。この大丹倉の上、来られたことある方はご存じだと思いますが、柵もな~んにもない数百メートルの断崖の頭頂部なんです。まず私は初訪問であるヒロちゃんのために、ここが絶景である以前に「ここから先へは何があっても行ってはダメよ」というポイントだけをしっかりと指示した後にみんなで安全ラインに登頂。すると想像通りにヒロちゃん、「わ~~~!!!!すっご~い!!」と絶叫。初秋特有の深い山の緑に、昨夜の雨がチリを洗い流してくれた澄んだ空、自然が作り出す色の繊細な美しさには毎日毎日溜息しか出てきません。

裏本宮街道沿いに当たる大丹倉への道中には関所跡があります。

大丹倉手前。ここを越えると・・・

THE/だ・ん・が・い

雄大な山と深い緑色に吸い込まれそうになりながら・・・

☆^^☆
帰りは来た道を5km、赤倉へ戻るのみ。言うまでもないですがこの間、ひっきりなしに私たちはおしゃべり三昧。気が付いたら「もう着いた~」状態でした。ライターとして、写真家としてそれぞれプロフェッショナルであるヒロちゃん、Ricaちゃんとの会話はもうそれは楽しい上に実りがあるもの。
この後は赤倉近くにある隠れた川遊びスポット、「箱ぶち」へ。ここにあるセルリアンブルーの滝壺に足をつけながら、Ricaちゃんは仕事魂全開で撮影活動に、そして私とヒロちゃんはひたすら道が繋ぐ世界平和の話に。出会ってすぐに意気投合し、これまでふつふつと温めてきたことを心を割って話せる友達にまた出会えた幸せな夏時間。




お腹もすいてきた頃、1時間の川遊びを終えて、育成集落のはずれにある古民家カレー屋「ちゃや」へ。ここは大阪から移住してきた山好き夫妻が経営するお店で、10種以上の野菜にスパイス、そしてこの辺の山で捕獲されたシカやイノシシの肉をじっくりと煮込んだ「ジビエカレー」が大人気。この日は新メニューグリーンカレーが出ていたのでそれを注文。これはタイ料理の定番「グリーンカレー」の本来の辛さを抑え、熊野の野菜でアレンジされていました。青唐辛子のスパイシーパンチと地元野菜&ココナッツミルクの甘みが調和したやさしい口当たりでした。

サフランライスの黄とグリーンカレーの淡緑とのコントラストがたまらない!

デザートにブルーベリー添えアイスを。
ブルーベリーはもちろんオーナーの栽培

ミントたっぷりのミントティー
「ちゃや」を後に、一路熊野市街地へ出てSちゃんのお店「木花堂」へ。夜には津で撮影活動を予定しているRicaちゃんと、翌日新宮への長距離歩行を控えているヒロちゃんを見送り、Sちゃんと少し話した後本日はこれで解散☆
この5日後、ヒロちゃんは無事に本宮へゴールとのお知らせが入り、みんなで歓声を挙げました!!!!みんなホントつながってくれてありがとう。そしてこれからも、これからも末永くよろしくね^O^/
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