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尾鷲一周トレイル踏査(11月16日) - 2011.11.21 Mon

日記が追いつかないうえのってぃです^^;


11月16日(水)、キーンと冷えた秋晴れの下、尾鷲一周トレイルの核心部を縦走してきました。ルートは尾鷲市街地西部の小原野奥をスタートし、汐ノ坂~汐ノ坂峠~檜尾峠~高峰山~矢ノ川峠~国道42号千仞橋北詰という超ロングコースで、12時間がかりで踏破しました(写真撮影やルート確認、ランチ休憩込み) リーダーのまっさん、友達のSちゃん、ガイド仲間のSKさん、SKさんの山仲間のHさん、私の5人ですが、実はまだメンバーの中の誰も足を踏み入れたことがないまさに前人ならぬ全人未踏ルートでした^^; ここ十数年間人が入った形跡がなかった当ルートですが、今年の3月に都内の某大ワンゲルによって踏破されました。なんとマニアックなワンゲルでしょう^▽^;


【尾鷲一周トレイルとは?】
尾鷲市街地をぐるりと囲むように憚る尾根筋・・・人はそれを尾鷲一周(一蹴?)トレイルと呼ぶ・・・
この尾鷲一周トレイル、紀北町との境に当たる猪鼻岬を起点に、小山狼煙場跡~オチョボ岩~天狗倉山~熊野古道馬越峠~便石山~400メートル峰~汐ノ坂峠~汐ノ坂山~高峰山~矢ノ川峠~八鬼山をつなぐ尾根のことを指します。通常は3泊4日、健脚で2泊3日ほどを要し、市街地に密接していながら楽しむことができるロングトレイル作りを目指して現在仲間と共に調査をしています。



11月16日早朝6時半、この日のゴール地点となる国道42号千仞橋北詰(旧矢ノ川峠入口)で尾鷲からのまっさん、SKさん、Hさん、私と熊野方面からのSちゃんが合流、SちゃんとSKさんの車2台をここにデポし、まっさん号に全員が乗ってスタート地点、小原野奥の汐ノ坂登り口へ移動。太陽が顔を出し、辺りを照らし始めた7時すぎ、スタート!!汐ノ坂へ通じる急峻な沢を登ります。


まず、汐ノ坂について・・・
尾鷲市内ですら95%以上の人が知らない(一部のマニアックな人が知っていると言った方が早い??)かつての交易路です。尾鷲で獲れた塩および海産物を、この道を経て山側の集落(現在の奈良県上北山、下北山村にあたる地域)へと運んでいたそうです。紀北町奥地にある水無峠や池坂越えなどとおなじく、いわゆる「塩の道」と総称される古道のひとつです。いろんな古道を見てきた私たちですが改めて「こんな場所を通ってたんだなあ~」とため息混じりの関心をしてしまう、そんな道です。


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さて、スタートだ~!! 

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振り向くと尾鷲市街地がチラリ
これがこの後、遥か下に見えるほどになります

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ガレ沢を登る 最近転がってきたような岩も・・・ヒエェェェ・・・

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砂防ダム越しに尾鷲市街地 なかなか見られないアングルでっせ^^



木々をつかみながらでないと登りにくいほどの勾配を有する汐ノ坂ですが、所々に炭焼き釜や錆びた滑車など近代史跡が見られ、時には天然ハートオブジェに心を癒されます☆


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所々でルート確認や藪こぎを伴いながら登り始めて2時間ほどで鉄塔のある汐ノ坂峠に到着。この峠上で尾鷲一周トレイルと合流します。ここからは標高868・1mの三角点がある「汐ノ坂山」まではさらに急な尾根を登り詰めます。この三角点周辺の尾根は広くなっており、キャンプサイトには恰好の場所をいくつか発見、ヒメシャラばかりで埋め尽くされていたことから、ヒメシャラ平と勝手に命名。この場所だけこれほどのヒメシャラの木が集中していることが不思議でしたが、植物に非常に詳しいSKさんは、ヒメシャラが持つ毒素がこでは優勢にはたらき、他の木を枯らしたのではないかと推測。う~ん、なるほど・・・。
次回はここでワインパーティーや猪鍋パーティーをする予定など多数の予定がこのわずかな時間にできてしまいました~ 遊ぶことで大忙しになる~^^


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峠近くのシキミ林 良い香りだけど猛毒草です

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高圧電線に絡まれるような尾鷲市街地

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標高約570m汐ノ坂峠の鉄塔 この鉄塔で尾鷲一周トレイルに合流

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自然林は気持ちいい!

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人知れずたたずむ巨木がいっぱい
この後、巨木たちは私たちによって“ファミリー化”していきます

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苔むす美しいガレ場(って、落石注意で~っす!)

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桃太郎岩?尻岩??

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汐ノ坂山三角点

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恰好のキャンプ地、“ヒメシャラ平”と命名!


この先はほどよいアップダウンをくり返しながらの非常に心地よい尾根道が続きます。ここが尾鷲市内とは思えないほどの別世界、これは新たなエコツアーフィールドにはもってこいだ!!尾鷲でこれほどに充実したロングトレイルがあるなんてね~途中の838メートル峰でランチをとりました。1時間ほど雑談をして体が冷えてきた頃再出発。間もなく檜尾峠へと至ります。檜尾峠は尾鷲市街地中心部を流れる中川の源流部に位置する峠で、かつてはここへ登り詰めた後に高峰山へ至る登山道があったそうです。今ではふもとからこの峠までのルートは踏み跡すらない状態だとか。なんだかもったいないなあ・・・。


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理想的な尾根道が続きます!!
たくさんの人に体感してほしいな~

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そしてこの尾根沿いには樹齢500年近い巨木が多い!

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枝に余裕でぶら下がれちゃいます

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フォーティーンの木(数字の“14”に見えません?)

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立派な切り通しになっている檜尾峠

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およそ44年前、三重県境を踏査したとされ山岳会プのプレート

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わずかながらも黄葉が見られました

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30年以上前のものとされる登山道標


檜尾峠を過ぎると気分的にも高峰山が近く感じるのですが、まだまだその間には3つの小刻みなピークがあります~標高850メートルのこの辺りから標高1045メートルの高峰山まで標高差195メートルを素直に登らせてくれればいいもの、50メートル下ったりまた登ったりはたまた100メートル下ったり・・・すんなりと行けたらいいのですがそうはいかないのが縦走です^^


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時々木々の間から見える尾鷲市街地と火力の煙突
展望が開けるたび違った角度の尾鷲が現れます。これがけっこう面白い!

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高峰山も近づいてきた頃、本日最大の杉の木を発見!
みんなで“杉太郎”と命名

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杉太郎は毎日この尾根から尾鷲を見下ろしています

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標高1000メートル近いこの沢は、魚飛渓のある銚子川源流域です

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ミヤマシキミの群生に出会いました

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15時過ぎ、高峰山に到着!!

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高峰山からは大台ヶ原が見事な台形に見えますっ!

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紀伊半島内陸部の峰々 一番奥は大峰山脈

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眼下の尾鷲から遠方はなんと台高の迷岳や局ヶ岳まで!!!


日も傾いてきた15時半、高峰山を出発。ここから矢ノ川峠まではおよそ1時間半の行程。漆黒の闇の矢ノ川峠道歩き覚悟もしっかり(苦笑)高峰山からおよそ100メートル下り、また登り返したところが標高1030メートルの古川山。ここには枝落としされていないひのき奏でる幻想的な森と孤高の杉老木があり、高峰山に負けない印象を与えています。この山のすぐ南側にははるか新宮から那智勝浦、太地までを見遥かせるポイントがあります!尾鷲の裏山から意外でしょ?

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新宮方面望遠写真です。少し霞んでますが・・・

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暮れゆく紀伊半島の山並み 大好きな景色です☆

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テレビ局の電波がある“電波山”(笑)まで来れば矢ノ川峠まであと15分

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ふう、よく歩いた~ って、あと8kmあるからねっ

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矢ノ川峠でジャスト日没!


無事矢ノ川峠に着いたあとは漆黒の矢ノ川峠道8kmが待ちかまえています。何度もあるいたことあるこの峠道でもさすが夜間歩行は始めて。途中の分岐で頼りになるのはヘッドライトのみ。ハイテンションでおしゃべりしながら、途中の分岐で八十川林道に迷い込みそうになるなど、日中ではあり得ないミスなどを体験しながら18時半頃、無事千仞橋北詰に到着!幻想的な尾根にどっぷり浸かれたかなり思い出深い一日になりました。


そして私はこの3日後、イベントのスタッフとして暴風雨の矢ノ川峠道を再び歩くこととなります・・・^^;









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改めてスンバラシイ!

何時もウッドペックから奥山を見ながら近くて遠い縦走路を思い返しています。
何時も見える山だけどすぐには行けない山。
皆に歩いてもらいたいけど秘密にしておきたい山。
複雑な気持ちです。

新たなエスケイぷルート開拓しなければいけませんね。

>まっさん

まっさん、懐かしの記事へのコメントありがとうございます~☆ちょうど私も仕事帰り、ふとあの尾根を見て思い出していたところです~ あんな贅沢な道、大々的にアピールしたい反面、アピールせずに私たちだけで独り占め(マタタビ占め?)しておきたいという思いの葛藤になりますよね^^;

再確認の意味も兼ね、また行きましょう!次回は高峰~何とか尾根(名前忘れた!)を下るコースをとりたいです~


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三重県紀北町在住。歩き旅人&旅イラストライター&ガイド

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