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2009年9月21日 Roncesvalles⇒Pamplona - 2009.10.31 Sat

2009年9月21日 Roncesvalles⇒Pamplona 悲惨な泥ダイビングショック! 


早朝、屋根を叩きつける雨音で目が覚めました。ああ、今日も雨様の洗礼を受けての出発かぁ…と、出発準備を始めます。案の定、ロープに干しておいた洗濯物は乾いていない…。明るくなった頃、アルベルゲの隣にあるバルでフランスパンとティーといったシンプルな朝食をとり、雨の降りしきるピレネーの宿場町、ロンセスバリェスを後にしました。国道からすぐに古道に入りますが、しっかりと踏み固められていたトレイルは自転車でも難なく走れました。ブルゲーテ、エスピナルとピレネー山麓に抱かれた小さな集落を縫いながら、トレイルはアップダウンをくり返して続いていきます。悪天候を気にしている暇もないくらいのダイナミックで神秘的な霧のピレネーに感嘆の連続!




20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (4)
       ロンセスバリェス付近のほの暗い森の道




20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (8)
            小さな宿場町エスピナル


20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (9)
雨が降りしきる中歩き続ける巡礼者


20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (10)
      このシンプルな石橋も聖なる道の一部なのだ


20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (13)
            雨のピレネー山麓をゆく道


20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (11)
晴れていればピレネーの山並みを見れるのだが・・・



今回の旅最大のハプニングはこの先ので起こります。ある小さな峠を越え、トレイルの下り坂を走行中、道は急に泥溜のような状態に変わりました。泥溜だけならまだいいものの、そこには大量の家畜の“ウ○コ”も混じっています。一生懸命にかけたブレーキもむなしく、自転車ごと私はその悲惨な泥溜にダイブッッ!!!!しょぼん


瞬く間にカッパもバックパックもチャリも、そして私の頭から足まで排泄物混じりの悲惨な泥どもに覆われてゆきました。周辺には何人かの巡礼者もおり、みんな難路で悪戦苦闘しているにもかかわらず「なにか手助けしましょうか」と手をさしのべてくれました。泥まみれのなか、感動の涙があふれ出そうになるも、みんな大変なのに私だけが助けられては…と私は一人で立ち上がり、とりあえずこの悲惨な場所をなんとか乗り越えようと自転車を引き、他の巡礼者と共に歩き始めました。


アンバランスな状態で急坂で転倒や転落しそうになりながらも「進まないことにはどうにもならねぇ!」と言い聞かせ、なんとか次の集落ビスカレットに。そこで私は湧き水を見つけるやいなやカッパを脱ぎ、寒いのをこらえて自転車、そして私のほぼ全身を覆っている悲惨なドロンコを無心に洗い流しました。すると後から来た同じく泥まみれの巡礼者たちも、「Oh! It's niceidea!!」と、次々にじゃぶじゃぶと浸かりはじめました。小雨降る寒村での珍景…妙に熱い親近感を覚えましたニコニコキラキラ






20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (16)
    この後、チャリも私も悲惨な運命をたどることに…ショック!あせる


20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (17)
最も悲惨な状態だったときに撮った一枚^_^;


20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (18)
              ビスカレットの村



半端なく寒いけど走って汗をかけば体内から暖まるし少しは服も乾くだろう!とかなり楽観的になった私はこの先の道をルンルン気分で走っていきました。あれはもはやナチュラルハイ状態だったな?音符ピレネーから離れるにつれ、空は徐々に晴れてきました。しかし依然トレイルは半液状化。この先まだ800km以上ある行程のことを考え、地元の人々に相談した結果、国道経由であれば10日でサンティアゴ、11日でフィステーラに着けるとのことでしたが、“古道”をなぞることに重きを置いた私は国道ツーリングを避け、この先は徒歩で旅をすることに決めました(詳しい状況は10月20日投稿の記事『Camino de santiago Journal~まずはじめに~』の項を参照して下さい)


とりあえず、自転車を輸送できる中枢都市パンプローナまではこの難路をチャリとともに進むしかなく、何度も泥にはまったり転びそうになりながら頑張って走りました(というより、チャリを持ち上げて歩きました)4~5組の他の自転車巡礼者もいましたが、なんとか自転車を引き、古道を頑張って歩く人、あきらめて国道をスーイスイと走る人様々でした。


険しい峠道では、韓国人の男性が自転車を押すのを手伝ってくれました。「なぜまた日本から一人で??」と、不思議そうに質問してきました。確かに、アジア人女性のソロは珍しいし、「ワケあり」にも見えたのでしょうか。いえいえ、ただ単純に「世界のいにしえの道が好きなだけですよ~(笑)」


晴れ間が一気に広がる雄大なピレネー山麓、他の様々な国の旅人との一体感…私の心はとても満たされていました。パンプローナより20kmほど手前のズビリという集落で空腹も限界に達したため、バルに入ってサンドイッチを注文。ここのサンドイッチは日本でイメージされている食パンのものではなく、バゲットの切り込みにチーズやハム、チョリソなどが入っています。それはシンプルだがいたって豪快。ノーマルサイズを注文すると、まるまる1本のバゲットにチーズやハムがごっそりといった凄まじいのが登場することがあります!!日本人には“ペケーニョ(小さいサイズ)”をお勧めします(ペケーニョでも十分大きいですがガーン




        (36).jpg
一応、これでもペケーニョですガーン


ズビリにはアルベルゲがあり、ここで泊まろうとしている旅人も徐々に増えてきました。私はもう一がんばりと20km先のパンプローナ目指して走りました。泥にまみれた石畳、泥だまりのトレイルで何度も泥にまみれては沢の水で洗い流す…あせるこんなことをくり返しながら夕方6時にはパンプローナへ着きました。夕方6時といっても緯度が高いスペイン北部、日本でいう昼下がり並みに明るかったです。ここでイタリアからの3人の巡礼者と仲良くなり、一緒にアルベルゲへ向かいました。アルベルゲ到着後、私は自転車を送り、心身共に徒歩モードに模様替えくつよし、明日から一歩一歩地道に歩くぞ?っ!!






20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (24)
スビリにて


20090921ロンセスバリェス~パンプローナ (26)
ズビリから先の石畳道


(38).jpg
            パンプローナでの一枚☆ あたりはすっかり晴れ上がりました!

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● COMMENT ●

1 ■大変でしたね

放牧されてる牛なども巡礼路を使ってると聞いていますが、雨降るとこんな状況になっちゃうんですね。ウドロンコには要注意なんだ!でも、国道ではなく古道の辿りに重きを置かれた気持ちにはエールを送りまーす。ところでバッグパックは持参してたの?

2 ■Re:大変でしたね

>大幹事さん

ウドロンコ…大幹事さん、ナイス命名!!
しかし、あれも今となれば笑える思い出ですね?

バックパックですが、もともと巡礼後に自転車を
送る予定でその後はフラリと旅をしようと思ってい
たので持ってきていました。ただ、自転車旅行中
は肩に負担がかかるので、サイドバッグにすべて
中身を移し、ほぼ空状態のバックパックを背負っ
ていました。


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三重県紀北町在住。歩き旅人&旅イラストライター&ガイド

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