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2017-07

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奥那智清閑瀞踏査・・・のはずが・・・ - 2017.07.07 Fri

¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆

昨日、奥熊野ガイドコミュニティKUMATENGの常連さんである友人ミユミユと奥那智「清閑瀞トレイル」を探索に行ってきました。
(完全プライベートです)

まず、この道の説明を・・・

清閑瀞とは、有名な熊野古道大雲取越と小雲取越の間に位置する里、小口から県道44号線に(和歌山県屈指の秘境県道)沿うように延びる小口川上流部の総称です。沿岸部には廃村を含め、いくつかのごく小さな集落が点在し、国土地理院の地形図ではそれを結ぶように古道の線が記されており、いつかここを探索したいと前々から目を付けていました。この道は小口から最終的には那智勝浦の色川、そして沿岸部の那智方面に出ており、主要街道だった熊野古道大雲取越とは対象に、山村部の小さな集落をつなぎながら那智へと至っていたローカル道であったと察します。


で、単刀直入にこの道の探索結果を言いますと・・・

現在は踏破不可能でございます・・・m(_ _)m


では、ジャーナルへGo!


まず、地図です。クリックすると拡大できます。
オレンジ線=歩いた区間  青線=歩行不可能区間
(絵地図作家ですが、今回は既存物を使わせていただきますm_ _m)


20170706map.jpg


P1290175.jpg
小口から6kmほど県道44号を進んだ場所にある、清閑瀞トレイル入り口となる吊橋
足場は鋼網板1枚・・・危なっかしい
生活道としては使われていないけれど、林業関係者がたびたび使っているものと思われます


P1290177.jpg
橋を渡った後のトレイル。石畳もあり、非常に良い道でこれは行けると思っていた矢先・・・


P1290181.jpg
那智シダの群生に覆われ、さらに足場が崩落した谷沿いの道となりました。
地形上、この先の清閑瀞方面に出た後も道が残っている保証もないので、ここで
いったん引き返し、反対側の滝本集落から清閑瀞トレイルに向かう計画に変更!


P1290179.jpg
道沿いに佇む天明7年(1787年)のお地蔵さん
240年経過しているにもかかわらず、綺麗な形をしていました


P1290182.jpg
清閑瀞の沢  いつまでもくつろいでいたい


P1290188.jpg
滝本集落からはしばらく県道44号を歩きます


P1290190.jpg
県道44号から清閑瀞トレイル方面への生活道跡へ
ここには、昭和初期頃まで人々の営みがありました


P1290192.jpg
間もなく吊橋へ。この先には、現在人が住んでいる民家が1軒あるため、
この吊橋はなかなか頑丈です。

P1290197.jpg
すぐに表れる2番目の吊橋を渡った後、ランチタイム!
清閑瀞上流部にあたる何とも言えぬ美しいポイント!!!しかし、この後・・・


P1290201.jpg
3番目の吊橋が崩落していることがわかり、対岸に渡ることができず、
滝本側から清閑瀞トレイルを歩くこともできなくなりました。


この滝本集落に、色褪せたかなり古い周辺案内板があり、その案内板の中に「宝竜滝」の文字を見たミユミユが、「この滝、けっこう近い!!行ってみたかったところなの、ね、ね、うえのってぃ、行かない!?」と、目を輝かせ、かなり興奮気味に提案してきました。私もそのテンションにノッて、この滝に行くことに☆


P1290211.jpg
落差50mを越える瀑布に、風圧でうねる紺碧の滝つぼ、
容易にはたどり着けない山奥に佇むスゴイ滝!!!!


滝本の集落に戻った後、県道44号を小口まで戻り、清閑瀞にたどり着けなかった時間を使って、熊野古道大雲取越の円座石を見に行こうということになり(ミユミユは初めてだったので)、車を走らせている途中、ミユミユが「清閑瀞入口」と書かれた看板を見つけ、「こっからも行けるのーーー!?」と叫びました。そうです、ここは県道中間地点の向野地区、地図上では、ここから平集落跡を通って清閑瀞中流域にかかる吊橋を渡り、対岸の清閑瀞へも出ることができるようです。あきらめかけていた清閑瀞、中間地点から入ることはできるのか、ここから入ってみることにしました!


向野地区から平集落跡を通って清閑瀞へと下る古道は地図上でしっかり記されていましたが、地図が古いため、その下にある吊橋は行ってみないとわかりません。とりあえず古道を下ってみると、しっかりした石畳が残る良い道、家3軒分の廃屋がシダの中に佇む、切ないような、安らかなような平集落跡を通過し、徐々に清閑瀞の沢の音が近づいてきました。


吊橋はあるか・・・

結果・・・

ワイヤー1本を残すのみの状態となっていました・・・・・・・。


対岸を見てみても、何箇所かの地すべりの跡も見られ、沢に沿う形の清閑瀞トレイルの全区間残存率は極めて低いものとみなし、とりあえず来た道を戻りました。


西日が射しこむ物言わぬ古道・・・改めてこの紀伊半島の持つ美しさを再確認。



今回のトレイルは、いくつかのパーティーがこの清閑瀞の沢をキャニオリングするという記録がある以外は、トレイルに関するデータは一切得られず、自分たちが身に行くしか、と感じていたトレイルでした。行った結果、そこに通じる唯一の吊橋がなくなり、そして地滑りやがけ崩れで所々で道が切れかけ、ひとつながりの道となっていない状態であることがわかりました。


使う人、守る人がいなければ道は消えゆく、それを切に感じた1日でした。


P1290231.jpg
向野から平集落跡への古道
とても石畳が綺麗です

P1290230.jpg
山林を縫う

P1290220.jpg
比較的新しい、明治期のお地蔵さん

P1290224.jpg
そして清閑瀞に出ます
汚れなき美しい流れ

P1290222.jpg
画像上方に見える1本のワイヤーが吊橋跡です。
ほとんど跡形ない状態でした

P1290227.jpg
平集落跡


Buen Camino^_-☆



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