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2012-01

本州最南端ちゃりんこミニトリップ - 2012.01.31 Tue

1月23、24両日と、熊野市内で量り売りのお店木花堂のオーナーをしている友達sakeちゃんと本州最南端の串本&紀伊大島へちゃりんこミニトリップに行ってきました~

先日、ようやく私の2代目MTB「Camino de tierra=地球の道」号がうちへやってきました。そんな2代目の相棒とともに走る初めての自転車旅行☆(ちなみに1代目とはおよそ10000kmの旅路を共にしました)

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Camino de tierra号(右)

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ちなみに現在はユーラシア大陸の西端にいるであろう1代目・・・
(2004年宗谷岬にて)


行程は23日は熊野~串本、24日は紀伊大島1周+のんびりと紀伊半島沿岸走行でした。この2日間、とにかく私たちの旅を彩るのは透き通った青色でした。青って大好き。海の色、空の色、紀伊半島の色、地球の色・・・。世界中どこに行っても必ず見られる色がこの色。本能をくすぐる色...

今回は2日間という短い期間ではありましたが、と~っても濃い2人に出会えました。一人目は紀伊大島で出会った青年。彼は12年働いた会社を辞め、独立して事業を立ち上げる前にレトロでかわいいミニバンで西日本縦断の旅をしている最中でした。弟さんも海外で同種の事業を立ち上げられているとのこと、その柔軟かつ遊び心にあふれた感性に見入ってしまい、気がつけば大島の樫野崎にて1時間以上寒さも忘れて話し込んでいました(笑)

そして2人目は帰りの道中、串本町古座を過ぎた辺りの古き良きムードが漂う喫茶店のオーナー。自然と旅人をとても大切にする暖かくて人情味にあふれる人でした。注文した定食に加え、自信で栽培されたというハッサク、高菜、たくあん・・・紀伊半島の自然の恵みを受けて育ったものがわんさか出てきました。私が注文したサバ定食のサバは目の前の海でその日の朝に獲れたといいます。それは見た目、歯ごたえ、味、新鮮そのものでした。

この日は時間の都合もあり、ここからちゃりんこで5分ほどのところにある駅から輪講することになっていましたが、私たちのことを心配して頂いてか、自転車で駅まで駆けつけてくれて輪講初体験の友達を手伝ってくれました。そして私たちを乗せた電車が見えなくなるまで狭い無人駅のホームでずっと手を振っていてくれました。この2人は、これまでに色んなところを旅してきた私とsakeちゃんの“旅史”を飾る新たな2人となりました。


しかし今回はさらに面白いことがもうひとつ!なんとなんと、23日に休暇を取っていた写真作家の友達Ricaちゃんがはるばる津から串本まで走ってきてくれました~!まさかの本州最南端で、伊勢迄勝手に歩こうメンバーが合流☆夜は日が変わるまで盛り上がった後、Ricaちゃんは仮眠をとり、翌日の出勤に間に合わせるため串本を夜中の3時に出ていきました。大変だったろうけどはるばるありがとうね、Ricaちゃん!


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古座の海岸線から最南端方面を眺める

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紀伊大島にある大評判のベーカリー“NAGI”にて

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NAGIのおしゃれな空間

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樫野崎灯台より北方面 尾鷲熊野境界の矢ノ川峠まで見えました!!

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南を見る はるか南方へ通じる黒潮の海

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紀伊大島大橋
この橋により本州とつながったけれど巡航船は廃止になってしまいました

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2011年末奈良~伊勢神宮140km巡礼INDEX - 2012.01.21 Sat

とりあえず、紀伊半島横断ロングトレイル「伊勢本街道」の4日分のジャーナル仕上がりました~



年末お伊勢参り奈良~伊勢140km 12月28日

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月29日

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月30日

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その1

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その2

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その2 - 2012.01.21 Sat

合流して再び3人になった私たちは、あと残り12kmとなった伊勢へ出発!!


・・・・・・・・・・とはいうものの、お昼のラーメン以来飲み物以外何も口にしてない私たち、さすがにお腹がすいてきました。しかしこの小さな町を見渡してみるも、店という店はすべて閉店。空腹で体温も下がってきた。少なくとも6km先の伊勢市街地までは店にはありつけないとして行動色をかじりながら漆黒の田園地帯をとぼとぼ歩くことに。

すると、田丸を出て少し経ったところで煌々と明かりを放つ一見のお店が。コンビニが開いてる!このコンビニは過去に何度か入ったけど、コンビニといっても個人経営の小さなもので、まさか大晦日の19時過ぎに営業しているとは思いませんでした。なんと忝い^^このコンビニでは、“カミーノ・マジック=道の魔法=道がもたらす奇跡的な出来事の意”が2つ起こりました。まずはこれ・・・





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ずっこけた方、申し訳ありません(苦笑)


実は先日、歩きながら3人でこんな話をしてたんです~



3人 「寒くてお腹すいたね~(なんかひもじい私たち?笑) ねえみんな今何が食べたい>」
Sake 「私、あったかいクラムチャウダー」
Rica 「私はホットアップルパイがいいなぁ」
私 「私はパンの耳を揚げて砂糖まぶしたやつ~」
Sake、Rica 「・・・・・・?   どしたのまた?」
私 「・・・(笑)いやあ、なんか古き良き日本の光景が残る宿場町歩いていたら何となく浮かんできたわ~」
Sake、Rica 「確かに懐かしいお菓子だね~ただ、伊勢までの道中にはまずないよそれ、そもそも売ってそうなものでもないし~」
私 「あったら逆に驚くよね~あははは」
Sake、Rica 「そだよね~あははは」



それがまさかまさかの伊勢の手前にあるひっそりとした地帯のコンビニにあったのです・・・そりゃ驚き~
やたらテンション高い私たちにコンビニ店主が話しかけて来てくれたのでパンの耳揚げにありついた経緯を話すと「はっはははは~そりゃうちはベーカリーも兼ねてるからなぁお安い御用でぇ」と一言(笑)


ここのコンビニでビッグサイズのカップめんを買い、お湯をいただいて外のベンチでいただきました。寒風にホクホクのカップめん、こたつに入ってお鍋もいいですが、こんな大晦日もなかなかです☆このあと、もうひとつの“カミーノマジック”が!!


私たちがコンビニの表でカップめんをすすっていると、間の前をバックパック背負った一人の男性が。その男性はこちらを見るや否や「Kさん(Sakeちゃん)、Uさん(私)!」。なんと、昨年末の『伊勢迄歩講=私とSakeちゃんが参加』の際、道中に当たる奈良県御杖村で獅子汁を接待してくれたOさんでした!Oさんは奈良県御杖村に移住し、街道を生かした体験コーディネーターとして活動されていました。そのOさん、今年はおひとりで御杖村スタートで伊勢神宮へ徒歩巡礼されていると事。「うわぁ~一年ぶりですね~しかも伊勢手前の漆黒の町の一件コンビニで!!」と再会を喜ぶ私たち。ここで初対面というRica ちゃんも紹介し、4人でしばらく盛り上がっていました~


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奇跡の再会風景 
バックパッカーオーラ丸出しの空間


私たち3人はカップラーメンを食べ終わるまでしばらく時間がかかりそうなので、Oさんは先に伊勢に向かうことに。「後でまた会えたら!」とここでいったん別れました(のちほどいろいろなことが起こり、結局会えずでした)しばらくして私たちもここを出発する際、ベンチを貸してくださったコンビニ店主にお礼を言うため店内に入ると、店主の奥様やほかのご家族たちが一斉に出てきて「奈良から伊勢まで歩いているんだって~!!!頑張って~な!!!」とエールをかけてくれました。心も体もほっこり温まり、出発!


足をかばいながらも頑張るRicaちゃんに合わせ、コンビニから2時間後にようやく宮川を渡り、伊勢市街地イン!この後、“現代版みそぎ”スーパー銭湯で一風呂浴びてしっかりご飯を食べてから外宮~内宮6kmを歩こうと、いったん伊勢本街道を離れてスーパー銭湯「みたすの湯」へ。さすが大晦日、食堂もお風呂も深夜2時まで営業とのこと。朝も早くから寒い中を40km以上歩いてきたのでお風呂はありがたい。しかし、この後ちょっとした“プチトラブル”がいくつか起きま~す!!


お風呂から出た後、友達の一人が貧血になってしまい、幸い施設内に備わっていた仮眠所で一休みすることに。友達はその後すっかり回復しましたが、全員睡魔に襲われ、「まだ23時だし、食堂も深夜2時までしてるから安心」と仮眠をとることに・・・それが“本眠”となることを知らずに(汗)


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渡会橋で宮川を渡り、ようやく伊勢市街地へ!!


そのまま仮眠所で寝入ってしまった私たち、目を覚ますと・・・・い、1時・・・
ひゃああああ、あけましておめでとうございますだよぉぉぉ!!!!


もちろんお店はアフターオーダーストップ・・・このスーパー銭湯自体も閉館準備が始まり“ホタルノヒカリ”状態。私たちは、非常に質の高い接客態度のスタッフたちに気持ち良く見送られ、漆黒で厳寒の伊勢の街をさまようことに。まず外宮へ向かい、参拝。空腹で全身が冷え切った私たち、境内のあちらこちらで焚かれている火による熱気が唯一の保温アイテム。


まもなく午前3時、外宮を参り終えた後、私たちは6kmさきの内宮めざし、旧街道を進み始めました。大晦日から元日にかけては夜通し伊勢神宮外宮―内宮シャトルバスが頻繁に走っていますが、全身体力がほぼ限界のRicaちゃん、眠くて寒い私とSakeちゃん誰一人それに乗ろうとはしませんでした。ここまで来て乗るわけな~~いっ!!


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暖をとる・・・


外宮から遠ざかり、私たちはかつての宿場町古市地区を抜ける街道を歩きはじめました。外宮の賑わいが嘘のように静まり返る、普段の真夜中と変わらない漆黒の旧街道筋。限界を超えた空腹、歩いても歩いても体温が上がらない。寒い。。。雪山用綿入りジャケットを着ているのにもかかわらず。国内外でそこそこ過酷な体験をしている私たち3人が、伊勢という、日本国内では穏やかな気候の地域とされている街中でこんな“雪山遭難模擬体験”みたいな状態になるとはね(笑)(笑)(笑)そんなひもじい私たちを薄汚い街灯がやさしく照らすそんな時間。


こんなさなか、またまたカミーノマジックは起こる!!薄汚い街灯の頼りない明りが唯一の光源という暗い街道筋の中、向こうからやってくる一人の人影が。近づくや否や「Kさん(Sakeちゃん)、Uさん(私)!!」 


なんと、昨年Sakeちゃんと大阪から伊勢まで歩いた「伊勢迄歩講」のとき同じ講(チームのこと)だった静岡県のOさん(さっきのOさんとは別ですよ~)ではないですか!!!!Oさん、今年も「伊勢迄歩講」に参加しており、夜中の2時ごろ伊勢神宮内宮で解散した後しばらくゆっくりしており、知り合いと伊勢市駅で待ち合わせをするためまたこの6kmを徒歩で戻る最中とのこと。まさかまさかこんなところで1年ぶりの再会を果たせるなんて



ここでまたまた初対面だったRicaちゃんのことも紹介し、みなで漆黒の道中おしゃべりに☆20分ほどたったのち、寒くなってきたのでいつかの再会を誓ってOさんと別れました。「さっきの奈良県のOさんといい、こんなことってあるんだね~」とRicaちゃんも驚いていました。それにしても静岡のOさん、今日は69kmの行程をこなした後なのに、ほんまタフですな~~涼しい顔して「することないから来た道戻りますわ~」ですもん。




牛切坂を下り、左折すると猿田彦神社が見え、信号を渡れば内宮に続く「おはらい町」入り口が見えます。想像はしていたけどもうすでに初詣の人人人。空腹と寒さの限界に達していた私たちは、おはらい町入り口付近で元日深夜営業をしていた食堂を見つけ、かけこみました。カキフライ定食、うどん・・・目を輝かせながらメニューを見る私たちに、スタッフの女性がやさしい口調で一言・・・



「あの~お客様、さきほど4時半にてオーダーストップとさせていただきましたので、現在こちらの「松阪牛串」のみのご注文となっております」



というわけで、私たちが2012年に初めて口にしたのはこちらの松阪牛串1本500円也。
これぞまさに“ゴージャスひもじい”ですね^^;


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われら2012年の初食です☆



おはらい町から内宮を目指している間も寒くてたまりませんでした。人だかりで前もあまり見えないし・・・そんな中、おはらい町内にある「おかげ横丁」に夜通し開いている洋食屋を発見。そこでハヤシライスにありつき、ようやく息を吹き返す(^3^)♪


内宮に参るころは東の空がぼ~っと明るくなってました。
わたしたちの新しい世界“2012”が今、はじまろうとしている。


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この後伊勢市駅まで戻り、7時ちょうどのJRで私とRicaちゃんは津へ、Sakeちゃんは越県して関東へと、それぞれ実家への帰路につきました。気心知れた友達との楽しい華やかな珍道中・・・いや、巡礼でした☆


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2012年もよろしくお願いいたしますm^v^m
(車窓からの初日の出)

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その1 - 2012.01.21 Sat

2011年大晦日、伊勢へゴールをするこの日の行程は47km。とにかく笑って再会して笑ってのぼせて笑って震えた「旨味がぎっしり珍道中」でした!!お馴染みの伊勢本街道でこんなおもろい道中を体験できるなんて・・・VIVAマタタビ女子&いにしの道でつながった人々!!!


昨日、民泊のご主人が私たちを送迎に来て下さる際、ご心配をされてか、こちらから連絡を入れる前に向かえに来て下さったため、実際のゴール地点よりも4kmほど手前での終了となってしまいました(まあ、女3人だけで夕暮れ時の峠道を歩いているわけですからね・笑)そのため、もちろん本日の行程は4km分長くなるわけです~


朝7時過ぎ、民泊のご主人に昨日のゴールポイントまで送迎して頂き、まだ日の光が届かないほの暗い上仁柿地区をスタート!!昨日から足を痛めていたRicaちゃんは今日で徒歩旅行3日目(私、Sakeちゃんとは一日遅れて榛原で合流)、気持ちは一直線に伊勢に向かっていますがやはり歩き方が少々痛そう・・・ゆっくりと彼女のペースで歩いてもらい、時々コーヒーブレイクをしながらのんびりと奥伊勢の集落をつないでいきました。


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下仁柿の里

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工場脇に安置されている常夜灯 
お伊勢さんの道はどこにでも常夜灯が見られる

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駐車場cafe(柿野神社前)

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今昔混同



朝10時前、ようやく横野地区で櫛田川に出ます。ここ横野地区は大阪からの伊勢本街道と和歌山市方面からの和歌山街道(別名伊勢南街道)との合流点です。この和歌山街道は日本列島を横切る中央構造線に沿うように通っており、西方からのお伊勢参りだけでなく紀州藩主や海を越えた四国の各藩主が江戸へ出向く際に通ったとされる参勤交代の道でもありました。ここから先、このあたりでは主要なバス停「大石バス停」までのおよそ4kmは櫛田川に沿う国道166号を歩くことになります。


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櫛田川に沿って

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寒空の下の櫛田川


大石バス停に到着後、足および全身がさらに痛んできたというRicaちゃん、ちょうど近くにドラッグストアがあったので、そこで筋肉サポートタイツやサ○ンパスといったグッズを買い出すことに。ちょうどお昼時だったので近くのラーメン屋へ。ここでエネルギー補給+後半戦への対策会議。時間的にこのペースだとお伊勢さんに到着するのが翌日1月1日のお昼頃になるという計算になり、泣く泣くRicaちゃんにはこの20km先に当たる田丸までバス+電車で移動してもらうことに。この20kmは惜しいけれど、熊野古道伊勢路の起点でもある田丸から再出発することも大いに意義があるから☆無理をせず体をいたわりながら伊勢にはちゃんと“足”でゴールをと言うことを考えた最善策でもありました。


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大石バス停で一服


そしてこのラーメン屋を後にし、最寄りのバス停で「ではのちほど田丸で~!!」とRicaちゃんに見送られながら、私とSakeちゃんは20km先の田丸目指して出発しました。田丸での集合は18時頃を予定しており、現在は13時過ぎ。ノンストップで時速4kmで歩かなければならないのでさほど大変でないようであまりゆっくりもしていられない(笑)けっこうこの5時間、私たちは無心になって歩いていました~ 私にとっては何度も来ているところだしホント何の変哲もないフツーの田舎道なんだけど、この辺りから妙に神聖かつどこか緊迫した雰囲気に包まれるんです。やはりいにしえからの“パワースポット”伊勢の威厳は現在もしっかり生き続けているんですね。そして昨年も一緒に大阪から歩いたSakeちゃんはこの20km内でダウンしてしまっており、今年は初めて歩くことに。昨年、しんどさでほとんど見られていなかった景色を改めて見て「こんな場所だったんだぁ」と“再”新発見を楽しんでいたみたい^^


松阪市をようやく抜け、多気町にはいると津留、津田、相可(全国的に有名になった「まごの店」の相可高校がある地区)、射和、外城田と刻々と変わりゆく空色に合わせるように刻々と私たちの足も伊勢に近づいていきます。そしてすっかり日も落ちたころ田丸に到着してRicaちゃんと無事再会~!!!


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伊勢自動車道をくぐると、初めてお伊勢さんの裏山、朝熊山が見える!
(中央右寄りのはるか奥に見える山)

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櫛田川に沿って延々と・・・(多気町津田付近)

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多気町相可にて振り返る「今朝いた場所があんなに遠いぃぃぃぃぃ!!」
(白い矢印が指す山のふもとあたりが本日のスタート)

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多気町から玉城町に入る手前の伏し拝み坂
疲労でお伊勢さんまで行けそうにない巡礼者がここでお伊勢さんを遥拝した

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外城田にて日が暮れる…

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田丸の町に入る 熊野古道伊勢路の起点と合流!

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『年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その2』へ続く・・・

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月30日 - 2012.01.19 Thu

本日は、御杖村土屋原の「まつや旅館」から三重県に越県し、松阪市飯南町仁柿までのおよそ26km。この日は道中の美杉町内の旧街道多気(たげ)宿内にある古民家の宿「農家民泊なかや」に宿泊予定。オーナーのIさんと知り合いというSAKEちゃんが予約してくれました☆民泊から10kmほど歩いた場所が本日の最終ポイントであり、そこまでは送迎に来て下さるというので時間を気にせず歩けます(とはいえ日暮れが速いのでそれなりにあせりましたが・・・)


朝7時出発の予定が7時20分をまわっての出発。なんぼ『マタタビ踏破隊』とはいえ、気心しれた友達同士なので私隊長の気もゆるゆる~(コラッ!!笑)

土屋原、桜峠、菅野…と、薄曇りのキーンと冷えた山村の集落を延々とつなぎ歩いていきます。この頃、昨日後半あたりから足が痛んできたというRicaちゃんが少々心配になってきました。彼女はここまでのロングトレッキングは初体験であり、無理もないのですが気力と精神力だけは出発当時と変わらず超ハイテンション!そのさまはむしろ足は元気な私やSAKEちゃんの元気起爆剤にもなっていたほど!(私たちの方がどちらかというと少々眠かったりするとすぐテンション下がったりするからね♪(笑)(爆笑) しかしRicaちゃんは時々その歩き方にも痛さやしんどさがにじみ出ていて心配したけど、「とにかく伊勢まで歩ききりたいから大丈夫だよ!」との元気な声に私たちの心配もいつしかどこかへ吹っ飛びました☆


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本日発の峠、桜峠 5分あれば越えられます(笑)

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御杖村菅野宿にある道標と常夜灯

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神末宿にてYeah~♪
朝食のパン&プリンなんてすぐに燃えてしまったのでこの集落
の小さな商店街で大きなカステラをパクッ☆

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神末から敷津に越える小さな峠には首切り地蔵が祀られています

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敷津に入った後、温泉つきの道の駅「道の駅姫石の湯」への道を右に見送り、三重県との県境がある丸山公園方面へ。温泉は惜しかったけど、こんな早い時間に入ってしまったら恐らく本日の行程はここで終了になるっしょ(笑)この公園へ向かう街道筋の一部は昨年の台風12号(紀伊半島豪雨を引き起こした台風)の被害に遭い、崩落してしまっていました。熊野川や那智勝浦などを中心に甚大な被害を出したこの台風がもたらした影響の大きさを痛感します。この丸山公園には小高い丘にたくさんの桜の木が植わっていますが、台風の影響で地盤がゆるみ、いつ倒木してもおかしくないとのことで公園自体が立ち入り禁止になっていました。


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丸山公園への道の一部は2011年台風12号の被害に遭いました

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丸山公園から先はおよそ15分ほどの古道になります。苔むす石畳が残っており、まるで熊野古道のような雰囲気。この峠道を下りきると再び国道369号と合流し、やがて奈良県から三重県に入ります。


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この橋が県境 日出る国伊勢のムードが漂い始める

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お世話になりました奈良県


三重県に入るといきなり「津市=県庁所在地」となりますが、これは平成の大合併で2006年1月に元からの津市と周辺10市町村が名のごとき「大合併」をした結果で、もとは一志郡美杉村という村でした。もとからの津市出身の私としては「こんなところまで津市かよ・・・」と驚かんばかりの広さというか無理があります(苦笑)ここから津市の中心地までおよそ60km、まあ世界的や北海道的に見れば大したこと無いけれど三重県的に見たら明らかに広すぎ(笑)

現在は津市美杉町となったこの地域ですが、杉平、石名原、興津、多気(たげ)と非常に絵になる旧街道筋がきれいに残っています。現在では山中の寒村のような地理的条件ではあるものの街道筋の家屋はたいそうご立派。ここが大阪と伊勢を結ぶ一大街道筋であったことを物語っています。現在美杉町内では伊勢本街道をいかしたまちづくりがさかんであり、のれんや提灯、そしてこの時期の風物詩「花餅」など歩いていて目が飽きない!!「花餅」が大のお気に入りというSAKEちゃんは始終目を輝かせていました!そして写真作家のRicaちゃんは足の痛みも忘れて写真をパシャパシャ、大の照明好きの私も常夜灯や古民家の軒下の電球を見ては大興奮、私たちにとって見れば大都会よりもこういうフィールドの方がはるかに楽しめたりしちゃいます☆


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年末年始の風物詩「花餅」はおよそ7割の民家に見られました

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のれんが下がった古民家

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街道筋の様子

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ちょうど昼時。じつはこれらが最大の癒しだったりする・・・(笑)


興津宿が過ぎた後は飼坂峠という峠が現れます。この峠は古事記にも「難所」として紹介されるほど旅人を恐れおののかせている峠でした。今回はRicaちゃんが足を痛めていることと、すでにお昼をまわっていたこともあり現在の峠道「国道369号飼坂トンネル」を抜けることにしました。このトンネルを抜けてしばらくしたところで昔からの峠道と合流しているので、そこで再び伊勢本街道へ。ここから先はこの辺りの街道筋でもひときわ美しい多気宿へと入っていきます。干し柿に花餅に古民家・・・ふとタイムスリップをしたくなった方にはここをお勧めいたします!


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常夜灯

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飼坂峠手前の興津宿

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現在の飼坂峠道 

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ノラちゃん、寒くて縮こまってます・・・

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多気宿

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「すぐいせ道」道標
これは「まっすぐ」の意味であり、決して「もうすぐ」ではないのでご注意を・・・

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伊勢本街道の宿場手ぬぐい 超Cute!!
これ商品化していればなぁ~



「すぐいせ道」道標を越えたあと、本日の宿はもう目の前、しかし私たちの本日のゴールはここからあと8kmほど先なのです~(*^□^*;)いったん宿に寄り、足がかなり痛くなってきたというRicaちゃんは少しマッサージをすることに。ここで私たちもバックパックを置き、この先は飲み物や懐中電灯など必要な携行品だけを持っていくことに。バックパックが体に馴染んで今まではあまり気にならなかったけど、バックパックを下ろして歩いた瞬間は空を飛べそうなほど軽い! 30分ほどの休憩後14時半頃ようやく出発。12月末と言うこともあり、まだ昼過ぎという時間ですが山村部はほのかに夕方の気配が漂い始めています。典型的な初冬独特のむなしい色に包まれた山村に空・・・その中を私たちのハイテンション会話だけが異様に響き渡っています(笑)

国道369号を5kmほど歩くと、津市美杉町と松阪市飯南町(平成大合併以前は飯南郡飯南町)との境に到達します。ここはかつての櫃坂峠であり、むかしは宿場含む集落がありました。その集落名も「峠」!しかし現在は廃村となっています。ここからは国道からはずれ、伊勢本街道の古道棺坂峠道へと入っていきます。全長およそ1.5kmほどの峠道は大阪方面から伊勢へ向かう際は下りオンリー。ツヅラ折れ残る古道はなかなか風情あります。


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峠を下りきって初めに目にする人里は上仁柿集落、もうすでにあたりは薄暗くなっていますが、薪でお風呂を焚いている煙がそこかしこから立ちのぼる光景にうっとり。その後、「簡易トイレ」で起きたちょっとした珍事に10分ほどお腹を抱えて笑いが止まらなかった私たち・・・真冬の寒村でここまで感動し笑えるネタを持てる私たちってある意味幸せ者☆

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日没後の上仁柿集落と櫃坂峠(背後の山並み)


日もすっかり沈んだ頃、宿主が送迎に来てくれていました。宿に戻ると私たち3人の他、もう一人の宿泊者男性が。彼は大阪の堺市から伊勢を目指して一人で歩いていると言います。きっかけを訪ねると「ことし厄年を迎えるから、厄払いの意味を込めて徒歩で伊勢を目指しています」とのこと。歩くこととはあまり縁がなかった彼は、「徒歩で伊勢を目指せばどんな厄でも絶対はらえる」と思い立って確信し、この旅を決行したとか。一日の距離の目安など、歩き旅のノウハウなど何もないとのことで、何度も道に迷う、地図と実際のスケールにやられて距離感がつかめないなどのちょっとしたトラブルもあったとか。堺市からここ美杉までの80km超を2日で歩いたといいます。ヒェェ~!!!ホント、旅の道中には色んな人がいるもんだ。


ビール片手にそんなオモシロおかしい旅話に花が咲く3日目の夜でした☆



年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月29日 - 2012.01.13 Fri

29日は長谷寺から御杖村土屋原までの26kmの行程。途中榛原でRicaちゃんと合流します。

朝7時30長谷寺に参拝した後、8時前に長谷寺をスタートし、化粧坂(けはいさか)を越えて榛原を目指します。Ricaちゃんが9時に榛原駅に到着するため、私とSAKEちゃんはおよそ1時間で6kmで急ぎ足に。あと30分早く出るべきでしたね隊長!!(私^^;)

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長谷寺参道入り口

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山門より

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老舗旅館が並ぶ長谷寺門前町

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榛原方面へ超える化粧坂登り

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こんなところにも台風12号タラス(2011年9月紀伊半島豪雨)の爪痕が・・・



榛原で9時4分にRicaちゃんと合流!榛原を過ぎた後、しばらくはお店もない山村を通るため、駅前のコンビニエンスストアでコーヒーや行動食を買い出しした後駅前の某ドーナッツ店でコーヒーブレイクを満喫し、3人で榛原スタート!!!(この間1時間・・・^^;)

榛原市街地を抜けた後、内牧川を渡ったところには墨坂神社があります。神社からは榛原市街地を一望、この後はおよそ80km先の多気まではしばし人里ともお別れです。神社を過ぎた後、内牧川に沿う国道369号をしばらく歩きます。3kmほど歩き、高井地区に入ると民間団体の「伊勢本街道保存会」が整備して下さっている古道が現れます。国道に沿っているとはいえ、いにしえの人がお伊勢を目指した山間の物静かな古道の面影がしっかりと感じられます。

1.5kmほど続く古道がおわり、再び国道369号に出た後、間もなく左側に逸れる旧道に入ります。このあとしばらく国道369号とはお別れで、山間の旧道が続きます。舗装路とそのままの古道が交互に現れる感じですが、ほとんど人影を見ることもありません。昔ながらのわらぶき屋根の家や重厚な木造家屋がちらほら見られる山里は、誰もが認めるであろう日本の原風景。さすが大和の国・・・


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マタタビ女性部“ビクニーズ”榛原にて合流!!

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榛原の町はずれ、内牧川河畔にたたずむ墨田神社

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墨田神社前から眺める榛原の町 人里ともしばしお別れ

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不動明王堂前で一服

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高井地区で国道369号に沿うおよそ1.5kmの古道

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高井地区の旧道 舗装されているのに古道のおもむき満点!

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立派な旧邸宅の石垣を横に


高井にある目を見張るほどの超巨木「千年杉」を過ぎた後は道はさらに山奥へと入って行き、石割峠、宇陀市と曽爾村境の山粕峠、曽爾村と御杖村境の鞍取峠と大小の峠を越えていきます。とくにこの中の鞍取峠は大阪から伊勢本街道への有数の難所として、いにしえの道中記にも出てきます。それにしてもこのあたり、所々で携帯も通じなく、クマ出没注意地帯でもあるのであまり単独行動はお勧めいたしません(苦笑)


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石割峠道

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石割峠、大阪から伊勢の間での最高地点756m

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上田口というちいさな集落の一角で寒風ランチタイム

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体を温めなきゃね☆

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ホッとワインでさらにヒートアップ(笑)

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石割峠から山粕峠までの間 こんな道がおよそ6km続きます

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山粕峠 


鞍取峠を越えた頃、あたりはかなり薄暗くなってきていました。この日の宿はここからあと3kmほどのところにある老舗旅館「まつや」。この辺りでは唯一の旅館ということもあり、近年は伊勢本街道スルーハイカーの宿泊者も増えてきたとのこと。とても気さくで素朴な宿主ご夫妻は「こんな山奥なのに、街道ハイカーだけでなく英語圏やフランス語圏の旅人も徐々に増えてきて、語学が今後の課題です」と苦笑い混じりに嬉しい悲鳴をあげていました。最近訪ねてきたフランス人夫妻は数年間かけて世界を自転車で旅しているとのこと。伊勢本街道の旅人宿が世界の旅人宿になる日もそう遠くない!


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すっかり暗くなった頃に「まつや」到着
漆黒の闇にもれる旅情あふれる灯りにはかなり嬉しくなる!

    

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月28日 - 2012.01.02 Mon

午前9時、奈良公園で私とSAKEちゃんが合流。Ricaちゃんは翌29日に榛原で合流するため、本日は2人でおよそ26km先の長谷寺を目指します。

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奈良市内から三輪までは延々と旧街道が続きます。およそ500メートル東側を並走する国道沿いにはコンビニやファストフード店が至る所にありますが、この旧街道にある店という店は老舗の商店のみ。そして都市部のコンビニの数ほどある常夜灯や道標、庚申さん・・・  う~ん、いいですねぇ^^


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ちょうど昼ごろ、天理の商店街で発見したインドカレー屋へ入りました。お昼からスパイシーなカレーとタイビールで乾杯~ おいおい、巡礼中だぜ

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素麺で有名な三輪を過ぎて以降、巡礼道は東へと方角を変えます。迫瀬川をさかのぼり、長谷寺へ。


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三輪駅前のかわいらしいcafeにて

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迫瀬川ははるか大陸から仏教が伝来した地

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間もなく一日が終わります~

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年末お伊勢参り奈良→伊勢140km - 2012.01.02 Mon

今年もしてきました、年末お伊勢参り!!
今年は奈良市内は奈良公園から伊勢神宮内宮までの140kmで、メンバーはマタタビ女性部のSAKEちゃん、Ricaちゃん、私。

昨年、体調がすぐれず惜しくもゴールの伊勢神宮20km手前でダウンしてしまったSAKEちゃん、ロングトレッキング初体験のRicaちゃん、“道狂”の私3人はあらゆる珍道中を経てみんなが無事内宮にゴールし、めでたく2012年を迎えることが出来ました☆


行程は以下のとおり

12月28日 奈良公園→三輪(桜井市)→長谷寺
12月29日 長谷寺→榛原→山粕→土屋原(御杖村)
12月30日 土屋原→興津(三重県津市美杉町)→仁柿(松阪市)
12月31日 仁柿→相可(多気町)→田丸→伊勢



明けましておめでとうございます - 2012.01.02 Mon

明けましておめでとうございます。
昨年までお世話になった方、これから出会う方、本年もよろしくお願いいたします。

2012年という旅路のはじまりはじまり~

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