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2017-10

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年末歩いてお伊勢参り2015 尾鷲→伊勢110kmその3 - 2016.02.07 Sun

¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆


2015年大晦日、いよいよ尾鷲→伊勢神宮110kmの旅は最終日を迎えます。この日は一番の長距離行程で、滝原宮から伊勢神宮内宮への56kmでした。

キーンと冷え込み、朝霧漂う厳かな滝原を午前7時に出発し、まずは三瀬坂峠へ挑みます。神宮林の脇にひっそり祀られている旅の神様「足神様」に旅の無事をお祈り。

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滝原神宮林を歩く

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旅の神様、足神様にお参り

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三瀬坂峠を登る

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植林に覆われた標高264mの三瀬坂峠

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三瀬坂峠のお地蔵さまと祠


三瀬坂峠を下った後はクロスバイクにチェンジし、宮川に沿う県道747号線を走ります。同じ宮川沿いを走る、交通量が多い対岸の国道42号線を横目に静かで快適なこちらの道は悠々と流れる宮川を存分に感じ取ることができます。

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大台町内の沿道に残るめがね橋古道、名前そのものがネタになっている馬鹿曲古道※を経て、茶畑に囲まれた集落内の柳原観音、そして伊勢に一番近い峠女鬼峠へと旅は進んでいきます。この間、古道=歩き、旧街道=クロスバイクとなります。
※馬鹿曲古道の名は、その昔、宮川支流の入り組む谷間を越えるため、谷の対岸への距離は近いのに馬鹿みたいに遠回りを強いられる道ということに由来しています。

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大台町神瀬地区に残るめがね橋古道

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沢渡り区間は探検ムード満点!

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原風景を眺めながら次は「馬鹿曲がり古道」へ

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馬鹿曲がり古道のバカマガリ橋にて、「バカ」の枝文字(笑)

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JRの下をくぐる区間はなかなかの現代版難所。
もちろん昔はJR路線はなかったわけで。
狭く、天井は低く、そして下は沢の通り道になっていて足場は
土嚢のみ・・・・


馬鹿曲がり古道の後はいったん旧道に出て、茶畑の中を悠々と進みます。道中、柳原観音へお参りし、最後の峠、女鬼峠へ。この峠は標高120mと大変低いですが、昼間でもほの暗い雑木と切り通しのある峠はなかなか不気味で、かつても世界のスゴイ場所へ行っている歩き旅人ですら恐れおののかせた”精神上難易度”の高い峠です。

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柳原観音

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女鬼峠


女鬼峠を経てクロスバイクに乗り換え、一気に田丸まで走った後、待ちに待ったランチタイム!田丸駅近くにあるヒカリ食堂にて、ボリュームたっぷりのランチに午前中消耗したエネルギー&後半戦のエネルギーチャージ完了!!!

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鶏肉400gもある「ヒカリ食堂」のから揚げ定食!!!


後半は田丸~伊勢神宮外宮、そして内宮までの12kmをすべて歩きます。
西日が沈もうとする頃、最後の宮川を渡って外宮、そして古市街道を通り、内宮へ。
大晦日のまだ深夜までは早い時間で一番人も少なく、神聖な雰囲気の中で参拝をすることができました。

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一歩一歩、旅路を踏みしめて3日がかりで行く伊勢網での旅、人は皆かつては歩いていました。現代人は、そのような旅をする機会はめっきり減ってしまったことと思うけれど、この”人並みの速度”で進める旅には、本来人が持っている感性、自然に対する畏怖の念、存在感を呼び覚ますのにはとても適している行為だと感じます。
お伊勢さんに詣でた後はまた、熊野へ詣でる旅が待っていますよ!ぜひぜひ私たちと”人並みの”旅に出ませんか☆
2016年も、良き一年となりますようにm(_ _)m


この後、いったんツアーは解散し、私+参加者女子2人Kちゃん、Mちゃんは温泉に行った後、旅の無事ゴールを祝って伊勢市駅前の居酒屋で乾杯し、夜中2時まで飲んでおりました。パワフルで明るく、素晴らしい新年の幕開けとなりました。



Buen Camino^_-☆


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年末歩いてお伊勢参り2015 尾鷲→伊勢110kmその2 - 2016.02.06 Sat

¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆

昨年2015年末の「自分旅ガールズチャレンジツアー 」尾鷲神社→伊勢神宮内宮110km2日目は、長島~滝原宮の行程でした。
ゆうがく邸にて、ピザ&ポタージュのちょいとオシャレな朝食を済ませた後、まずは徒歩にて本日の行程開始!

※写真は、トレッキング中のものは主に私、クロスバイクライド中のものはサポートのわたぼーによる撮影です。


長島の旧街道を抜け、片上池畔を歩いた後はいよいよ本日初の峠道、荷坂峠へ。この峠道の中腹には沖見平というビューポイントがあり、そこから眺める熊野灘はこの旅で見る最後の紀伊の海となります。かつては江戸時代後期の歌人鈴木牧之がここで「長島や 世を遁れるなら」此のあたり」と詠んでいます。今も昔も、熊野の地は人々の精神のよりどころとなっていたのでしょう。
荷坂峠を越え、梅ヶ谷手前からはクロスバイクにチェンジ、まずは大内山動物園入口までおよそ4km走行します。

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荷坂峠へと入っていきます

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沖見平にて 紀州の海も見納め~


その後は大内山側畔に残る古道芦谷道を歩き、向津橋からは再びクロスバイクに乗り換え、ランチポイントの伊勢柏崎へ。
柏崎の大内山河畔にて、万両寿司の炙りさんま寿司をほおばりながらのランチタイム。山国、奥伊勢で食す海の幸という不思議な組み合わせ、いえいえ、こんな違った環境が隣り合わせている場所がまさにこの三重県南部なんですよね。
ランチ後はクロスバイクにて6km先のJR阿曽駅まで走り、JR阿曽駅からは大滝峡を経て、本日のゴールポイントの滝原宮までさらに6kmの歩きでした。

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大内山川沿いに残る芦谷古道

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大内山川
水温の低くなる真冬ほど、透明度は高くなるんです~

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向津橋から伊勢柏崎に向けて走る
国道42号線と大内山川を挟んで対岸に位置する旧道は静か

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あぶりさんま寿司を食す!
食は旅の一番の楽しみ☆

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伊勢柏崎から柏野へ、奥伊勢の山間部を走る

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柏崎の旧街道

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阿曽へ向けて走る

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滝原の手前の景勝地、大滝峡にて休憩&女子トーーーーーーーク!!!


16時半、滝原宮にて参拝後、ここから1.5km離れた本日の宿、「語らいの里 噺野」までクロスバイクで走ります。夜は近くの温泉、「阿曽温泉」でゆったりと疲れを癒しました。
私たちがたどっている熊野古道伊勢路には、4kmごとに伊勢神宮と、新宮速玉大社への距離が描かれた道標が立っています。4kmごと、距離が減るごとに参加者は大喜び、そのたび記念撮影をしています。こういう距離の数字一つ一つ、そして変わりゆく地形に敏感になるのも、人間目線の旅の醍醐味なのですよね。


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厳かな滝原宮参道

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語らいの里 噺野
とても静かな環境にあるコテージです
カヤック体験もできます!

http://www.ma.mctv.ne.jp/~katarai/


12月31日へ続く・・・


Buen Camino^_-☆




年末歩いてお伊勢参り2015 尾鷲→伊勢110kmその1 - 2016.01.19 Tue

¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆

新年が空け、早半月が過ぎてしまいましたm(_ _)mそして、前回のブログ投稿から2か月も過ぎてしまっていました^^;
改めまして、2016年もよろしくお願い致します。

さて、昨年2015年末も、恒例の歩いてお伊勢参りを決行しました。今回は現在お手伝いさせてもらっている、三重県紀北町に拠点を置くアウトドアツアー拠点「小山ハウス」の「自分旅チャレンジツアー 女性限定」の企画として実行し、ルートは三重県尾鷲市の尾鷲神社から伊勢神宮内宮への110km(熊野古道伊勢路をそのまま逆に辿る流れ)で、古道の部分は徒歩、ロードの部分は自転車を利用しながらの人力3日間でした。


今回のメンバーはツアーリーダーとして私、そして参加者であり、お友達でもあるMちゃんとKちゃん、そして自転車や必要物資を運びながら並走してくれたサポートのわたぼー(小山ハウスのリーダー)でした。


↓ツアー詳細データ(クリックで拡大)

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12月29日 尾鷲神社→長島
小山ハウスに前泊したMちゃん、Kちゃん、わたぼーとともに早朝6時40分に尾鷲神社に集合、神社に参拝し、3日間の楽しく、無事な旅を誓って出発!!!初日はいきなり、熊野古道馬越峠、この日は年末にしては気温も高く、峠に着いたころには真冬にはあまりない汗だくに。皆快調なペースで馬越峠歩きを終え、馬越峠道が国道42号線と出会う紀北町鷲毛からはこの旅初のクロスバイクに乗り換え。

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馬越峠道でのワンシーン

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標高325mの馬越峠 尾鷲の街もここで見納め



透明度の高さで全国的に名が知られてきている清流銚子川を愛でながらのクロスバイクツーリング、この時期は1年を通じて最も透明度が増す時期であり、川の綺麗さに圧倒された女子たちは3人してパシャパシャ清流撮影タイム~~  女子だから、こんなながれもアリアリ☆

その後、相賀、上里、馬瀬と旧街道を順調に走り、次の古道始神峠の入口にて再び古道歩きに切り替え。この峠道は、江戸道と明治道が綺麗に残っており、各時代の道の特徴が顕著に出ている興味深い道です。登りは距離は長いものの勾配がほとんどない明治道を、そして下りは江戸道を経て三浦側へ。峠は風が通り寒かったものの、絶景に圧倒されて10分は居座ってい舞いました~!


ちょうどお昼頃、三浦に降りてそこで待っていたものは、サポーターわたぼーの特製ホットドッグ&ポトフ~~!!!!ほくほくと湯気とジューシーな香りを漂わすポトフに、お腹もすきはじめていた女子たちの目は一気に輝きを増す・・・・・

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始神峠明治道  
歩行者が主体だった険しい江戸道に対し、荷車主体の明治道は広くなだらか

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紀伊続風土記では富士山も眺められたとされる始神峠
地味ながらも絶景です^O^/

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歩き旅にウレシイ、ポトフ&ホットドッグ


お腹も心もホッカホカに満たした私たちはクロスバイクで午後の行程を開始、三浦からは国道42号線に並行する三浦隧道、海辺に広がるみかん畑が美しい古里の集落を抜け、県道580号線の平方(へいほう)峠へ。平方峠からは再びクロスバイクを下り、一国峠を越えてそのまま4km先の長島まで歩きました。昼下がりの長島神社で参拝し、河童伝説の残る赤羽川を渡って、本日の宿泊地、「ゆうがく」邸へ。


地元の木材を利用した築60年の古民家を改築した素晴らしい建物で、各地からの芸術家の受け入れなどを行い、紀州の東玄関紀伊長島と全国を結ぶ拠点の一つとなっているところです。


荷物を置き、一息ついた後は近くの「万両寿司」へ行き、海鮮丼を頂き、そしてゆうがく邸へ帰着後は少々足に疲れが出て来ていた参加メンバーも暖かい場所で足を延ばし、くつろぎ、明日2日目に向けて体調を万全に整えていました。

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地魚を使った万両の海鮮丼
翌日はここの絶品さんま寿司をお昼に頂きます!


2日目へ続く・・・


Buen Camino^_-☆

Camino de Ise 2014  2014年12月30日 - 2015.01.12 Mon

¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆


昨年末も、私たち仲間の間で恒例化している「年末歩いて伊勢神宮へお参りしよう」シリーズを決行しました!今回は隊長(ということにいつのまにかなっている・・・)の私が年末ぎりぎりまでガイドの仕事を持っていた関係で、日程は12月30、31日の2日間となりました。

このシリーズ、毎年関西方面から険しい峠道を越えて伊勢に至る流れが定番だったけれど、今回は雰囲気をガラッと変えるために、南の志摩方面のスタートとしました。温暖で常に海が近くにある場所柄か、今回の旅は大変ゆる~ございました*^^*


今回のメンバーは30日からの歩きはじめが私、幼馴染ノリィ、友達の紹介で仲良くなったSanaeの3人で、翌日は写真家のお友達Ricaちゃん、大阪のエステティシャン、Chiharuさんの計5人でした。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

12月30日、津駅で私、ノリィ、Sanaeが集合し、近鉄鵜方駅へ向けて出発!30日から歩きはじめのこの3人、同い年同士なんです~ 三重県出身の同年代同士、まるで同窓会気分~^^☆鵜方からは三重交通バスに乗り換え、今回のスタート地点、和具※へ(このバス車内でビールを飲む誰かさん^^;)


※和具・・・志摩半島南東端に位置する前島半島中ほどにある地区。周辺一帯は海女さんが多く、昔からの漁村の暮らしが残っている地区。坂の多い路地、所狭しと並ぶ家、どこからもすぐに行ける海辺と、非常に絵になる地域。



和具到着時はちょうどお昼時。ここ和具発祥とされる郷土料理「てこね寿司」を食べようということになり、バス停近くのお店「寿司音」へ。この料理は寿司飯の中にマグロ(またはカツオ)の切り身がシソの千切りなどの薬味と混ぜ込められた非常に豪快なもの。もとは漁師が船上で簡単に食べられるものとして出されたのが始まりとか。


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手こね寿司

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寿司with^^☆


手こねのお店でかれこれ1時間半ま~ったりした後、13時半にようやくスタート・・・と思いきや、1時間も歩かないうちに和具の東隣片田地区にある大野海岸でまたまたま~ったりタイム。これまで関西方面から吹雪の峠やエスケープできない長距離山中区間を必死で歩いていた当シリーズからしたら異例中の異例(笑)、昼下がりの晴れた海沿いというシチュエーション、恐るべし!!!!
でも、こんな中で新入りのSanaeが言った「時の流れに任せ、気を張らずにまったりいくのもよしじゃない?無理せず、ゆとりをもって行くことで見えてくるものもあるだろうし」という言葉が本当に染み渡たりました。


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大野海岸にて(ノリィ撮影)
やばい・・・・ここ何もせず何時間いても飽きない・・・@▽@:


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前島半島付け根付近を横断する人工運河、深谷水道。この水路の完成により、これまで太平洋側から英虞湾に抜けるのに御座岬まわりをしなければならなかったものが、わずか400mで直通できるようになった。


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深谷水道をゆく船


午後に出発しておきながら、海岸があるたびにくつろいで、旅番組のリポーターのごとく小さな商店を見るたびにはそこによって・・・(多分、この地域の商店という商店、8割以上は入った・・・笑 )、とにかくゆっくりまったり過ごし、それでもなんとか本日の宿泊地、志摩市大王町波切地区に暗くなる直前に到着。


この日、朝食のみ付きで宿をとっていた私たちは地区内の食堂で夕食をとろうと思っていたけれど、地区内唯一の食堂(しかもかなりの評判)が、あいにくの定休日・・・>< 

「どうしようか、3km戻って国道にあるコンビニで買おうか・・・」
「コンビニ行くのに往復6km、しかも暗闇歩くのもね~ 苦笑」
「なんとかカップラーメンあたりにありつければ」


なんて会話をしていたところ、明かりが漏れている1件の商店を発見。カップラーメン程度なら手に入れられるかもと思い、お店に入ろうとしたところ、お店の奥からおダシの香りが・・・・


ダメもとで「惣菜を買うことはできますか?」と尋ねたところ、奥にいたご主人とスタッフの女性数人が口をそろえて「あんたたち、いい時に来たね~」と!


この商店はなんと仕出し屋も兼ねており、ちょうどお弁当用のおかずを仕込んでいたところとのこと!
スタッフたちに「このお弁当箱に詰めるからね、お値段はいくらくらいをご希望?」と聞かれた後、私たちは「750円くらいの本当にシンプルなものでお願いします」と返しました。翌日は大みそか、計画外に来た私たちがあまり豪華なものをお願いすると、ほかのお弁当作りに支障が出るのではと思ってしまいました。

10分ほど待たせていただいたあと、お弁当が完成し、「750円ずついただきます」というスタッフの声といっしょに出てきたのは、エビフライ、蒸しエビ、煮物・・・と、どう見ても1000円はしそうな内容。なんだか、ありがたいような、申し訳ないような。私たちの住む同じ三重県で感じたカミーノマジック。私たちは満面の笑みで「ありがとうございます!!」とお礼をし、お店を後にしました。キーンと冷える日没後の町に漏れるお店の光は暖かさで満ち溢れていました。


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12月31日へ続く・・・

今年の年末伊勢神宮巡礼 - 2014.12.30 Tue

¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆


毎年恒例となり、年ごとにメンバーも増えていく「年末伊勢神宮巡礼」、これまで関西方面からせっせと峠を越えて東へ向かっていた流れとは打って変わり、真南の志摩から北上して伊勢神宮を目指すコースをとります。メンバーは30日から歩きはじめ3人+31日から合流3人の計6人。

当初はガチで古道を辿る予定が・・・


朝熊磯部岳道の夜間歩行は正直ムリというメンバー続出(まぁそれが普通の感覚です  笑)

磯部から伊勢道路を歩こう!! → 路肩が狭い、車多い、むっちゃ危ない

では鳥羽志摩パールロードを歩こう!! → 駅もバス停もないため、31日合流メンバーが合流できない

では、伊勢志摩スカイラインを歩こう!! → この道は歩行者立ち入り禁止~~!!!!!!



てなわけで、消去法に消去法をかさねて、志摩からは国道167号線を歩いて鳥羽まで行き、そこからは県道37号線で伊勢神宮へ向かうことになりました(笑)
これまで、関西から深く極寒の山里を越えて伊勢に向かっていたものとは全く違う風情が楽しめ(るはず)ます。このシリーズで海が見えること自体が斬新☆

では、明日以降ちょくちょく実況中継いたします~!!


Buen Camino ^_-☆

Camino de Ise INDEX - 2014.01.08 Wed

改めまして、あけましておめでとうございます!

さて、去る2013年12月29日から3日かけ、奈良県吉野町三茶屋(〝さんちゃや“じゃなく”みっちゃや“だよ~)~伊勢神宮内宮間の110km歩き遍路に行ってきました。
今回歩いた道は、和歌山城を起点に伊勢神宮まで通じる伊勢南街道(場所によっては和歌山街道、大和街道と呼ばれるかつての大要衝)です。メンバーは幼馴染、熊野つながり、カミーノ・デ・サンティアゴつながりetc、つながるべくしてつながった〝類友〝が10人もわらわらと集いました^O^



12月29日 三茶屋~波瀬30km

12月30日 波瀬~粥見31km

12月31日 粥見~伊勢神宮50km


Camino de Ise 2013 ~12月31日&1月1日 - 2014.01.08 Wed

¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆


12月31日のおおまかマップ
(画像をクリックすると拡大できます)

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12月31日、宿の奥様に昨日の終着点だった某コンビニへ送迎していただいた後、午前8時にスタート!エステティシャンCさんのプロ仕込みマッサージの効もあってか、前日に足を痛めていたメンバーもすっかり元気!!この日はこの某コンビニで、メンバーの中でここ飯南出身のMちゃんの同級生のお友達3人が合流します。ここでメンバーは10人になりました!まさに〝つれもていこら〝!!



この日は霜できらきら光る飯南ののどかな風景を見ながらの旧街道で始まります。朝はキーンと冷え込んでいるけれど冬型の気圧配置も緩んだこの日の気候は至って穏やかでした。粥見地区で国道に沿う旧街道から離れ、櫛田川を渡って対岸に沿うように残る古道を歩きます。この古道がまた趣があってステキなトレイルだったんです。はるか西の和歌山方面からあの厳しい高見峠を越え、伊勢を目指す道中の素朴な小道・・・シンプルな中に感じる壮大な世界・・・道って本当にいいなと心底感じる瞬間。



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″茶処″飯南の冬の朝

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街道をゆく

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神社と新しい道標と・・・

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川岸の旧街道

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とても良い道

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所々の岩盤に残る素掘りトンネル

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楽しい一休み




再び国道166号に合流した後、大阪方面からの伊勢本街道が合流する柿野神社から横野地区の旧街道へ。ここでなんとビッグサプライズが!!!飯南出身のメンバー、Mちゃんのお祖父さん、お祖母さんがお餅とお茶をご用意してくださっていました!!白餅、ヨモギもち、粟餅の三種類あり、すべて手作り。歩き旅の道中でいただくお餅とお茶、なによりもてなしていただく人のこの上ない優しさ。街道を歩いていて一番幸福感に満たされる瞬間でした。みんな心もお腹も大満足!Mちゃんのお祖父さん、お祖母さん、そしてご家族の皆様、本当に、本当にありがとうございました!!


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七輪で焼く手作りお餅  ホントおいしかった



心身ともにホックホクになった私たちは東へ、東へと歩みを進めていきました。ここから6km先の国道沿いには三重交通の大石(おいし)バス停があります。何の変哲もないフツーのバス停なのですが、伊勢南街道、伊勢本街道を歩き旅する人にとっては結構な重要ポイント。23km先の田丸までめぼしいエスケープポイントがない!
隊長(ということになっている)私がここで確認を取ったところ、大事を見て3人の隊員(〝メンバー〝表記じゃなかったかな??笑)がバスと電車を使って田丸までエスケープすることになりました。熊野古道伊勢路が分かれている田丸から伊勢神宮内宮まではおよそ12km、この区間は何が何でも全員で歩こうという暗黙の了解みたいなものがあるんです^^;


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街道の所々で見られる″廃レトロ″
何人かのメンバーはこれにメロメロ~(含む私)


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櫛田川沿いの道が続く・・・


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沖縄の海にも負けていない!?櫛田川の澄んだ蒼



3人とのいったん解散後、午後7時に田丸合流の約束をし、残りの7人は田丸へ向けてひたすら歩きはじめました。この時点で1時半を越えていたので、この間23kmはまさに行軍状態!!ただし、道中べちゃくちゃおしゃべりに花を咲かせているハイテンションな行軍ですけどね^O^しかし、途中櫛田川沿いの空き地での休憩はほんと、面白かった~ ワイン片手に7人が盛り上がった話が「オリオン座のベテルギウスがもうすでに超新星爆発を起こしているらしいけど、それってどうやって解明できるのか~」ですもの!!もう、いったいなんなのこのメンバー(笑) ちなみに、純文系の私は物理はじめ、理系の脳は無いに等しいのですが、天文系の分野は大好きです☆



やばいやばい、そうこうしている間に30分が経過~ 面白話もほどほどに、行軍再開~!!



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多気町内にある足の神様 まさに遍路道ならではのもの


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ワイン片手に宇宙トーク~


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津田公民館にて毎年年末、大阪から伊勢まで歩いている「伊勢迄歩講」スタッフと再会!!!


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多気で、今朝歩いてきた山域を振り返る


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相可にある、熊野街道(熊野古道伊勢路とは別)分岐土道標


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まだまだ歩く・・・・・



多気、外城田、プチ峠道の拝み坂を経て(ここ、暗中行路はかなり不気味なのです・・;)漆黒の田丸に到着、エスケープ組3人と無事、合流!!!もう、2年前もこの中の同じメンバー3人(隊長含む)が同じようなことしてたなぁ~ パンの耳、電気コード、次々起こるカミーノマジック・・・この静まった暗くて寒々しいこの町を歩くと思い出します^^
詳しくは!!ココ




足を引きずりながらも頑張る人、ためしにサンダルに履き替えたらこちらの方が楽!と、以降サンダルで歩き続ける人、元気な人、歌を歌う人・・・・それぞれの個性全開で私たち10人は伊勢神宮方面へと突き進みました~


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お腹もすいてきたので途中の某チェーン店で軽く打ち上げ!




「もう何秒数えると~お正月」と歌いたくなる夜中11時58分、外宮周辺はすでに人人人!!!しかし、そこから内宮方面への街道へ入るとぴたりと人の流れは途絶えます。そんな人ごみと無人地帯の境界付近で2014年1月1日0時00分到来!!

「あけましておめでとう~」と、10人が輪になって叫ぶと、すれ違う若者グループも一緒になってあけおめコールで盛り上がってくれました~ 
おお~いいねぇ~〝つれもてあけおめ〝^^



拝み坂、古市と、かつて外宮と内宮をつないだ街道を歩くこと1時間半で、猿田彦神社に到着。足がもうろうとしているメンバーもいる中、本当にみんなよく頑張ったよ!!ウエノチーム(1泊目の宿の奥様がそう呼んでいたので・・・笑)バンザーイ\^O^/猿田彦神社からおはらい町、内宮はもう目鼻の先です。




人々でごった返すおはらい町を抜け、遷宮後初の年明けだから2時間待ちの参拝を覚悟して宇治橋を渡り参道を行く・・・



・・・あれ?



ものの20分で参拝ができました。おそらく「今年は年始の休みが長いことによる、参拝時期の分散化」「遷宮後初だから元日はすごいことになりそうだから少し経ってから初詣に行こう」と考える人が多いため、意外に元日は参拝者が少ないのではという某新聞記事にあった通りのことでしょう。




元気なメンバーはもちろん、足を痛めたメンバーも満面の笑み。この笑顔が2014年を通して続きますように。




われらの2014年の旅は始まったばかりです。




本年も宜しくお願い致します。


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旅工房ちきゅうの道 caminotty

Camino de Ise 2013 ~12月30日 - 2014.01.06 Mon

¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆



12月30日の″おおまかマップ″
(マップをクリックすると拡大できるよ☆)

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12月30日、朝7時に出発予定でありながら、実際は7時半過ぎのスタート。すっとこどっこい隊長
導引の旅ではよくあることです(笑)しかし、ここの宿の奥様も写真が大好き、いろんなアングルやバックで私たちをくまなく撮ってくれていました(奥様のカメラ+私たちがお願いした各自のカメラで) お客様の同意を得た上で、お客様の表情をホームページでアップしているとのことです。こういう宿いいですね♪


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新たに加わったノリィ、Ricaちゃんの7人でしゅっぱーつ!!



波瀬から先は、しばらくは国道166号から少し内側に入った旧街道を歩きます。さすがかつての日本の大動脈、格子の入った重厚で立派な作りの木造家屋が沿道にたくさん残されています。中には旅籠であったろうたたずまいの家屋も。暗く寒い冬の高見を越えてきた旅人にとってみれば、さぞかし忝い宿であったことでしょう。


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早朝の波瀬地区を歩く


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古くかつ立派な家屋


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冬の朝



この先、松阪市の旧飯高町域内は櫛田川と国道166に沿ってひたすら東に向かって歩きます。北は高見山地、南は台高山脈の池木屋山から派生する尾根に挟まれたこの地域、どうしても歩く場所がその谷間に限られてしまいます。人々が移動しやすい場所に伊勢南街道が敷かれ、そして国道166号が敷かれ、蛇行する櫛田川に逆らうようにトンネルが掘られ・・・非常に道の歴史を感じやすい地域といえます。しかし、近代化された国道166号に沿ってけっこう旧街道が残っているので、なかなか楽しんで歩けますよ。ちなみに、この櫛田川いは「中央構造地帯」に沿っています。



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櫛田川に沿う166号 高見峠に近いほど交通量は極少


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飯高町七日市の旧道沿いにある黒瀧神社


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境内にある杉の巨木


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7人分のザックがずらり


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七日市地区から、三峰山の巨大な山体を望む


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街道沿いのお地蔵さん


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松の老木  その名も「街道松」


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ぐねぐねと蛇行する櫛田川から名づけられた地名


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櫛田川沿いに残る旧街道


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途中休憩はワインで乾杯!!!


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時にはトンネルを行く


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道中Yeah---------!!!!




旧飯高町の中心部であった赤桶地区からは、峠ごとに切れ切れになっていて全通していない国道422号が分かれています。この国道(林道にしか見えないけど)に沿って5kmほど山手に入った場所に今夜の宿はありますが、本日のゴールはここからかなり先の旧飯南町地区内にあるため、宿の人が私たちを送迎していただけることになっています。マイペースな私たちの時間に合わせていただいてホントありがたいような申し訳ないような^^;



赤桶地区からは櫛田川の北岸を通り、珍布峠(めずらしとうげ)道に入ります。路面の悪い林道のような道ですが、峠の掘割は大層立派なものです。ここを越えたころにはすでに薄暗くなっていましたが、夕食をとろうとしている「道の駅 飯高駅」まであと少し、ヘッドライトを付けながらはしゃいでいると・・・・・




道の駅飯高駅 本日休業   ガーーーーン(;@Д@||||)




もう、よくあることさ~ ちょうど100m先の中華料理店が開いていたので、そこに入りました。冷え切った手のひらの体温を目にも止まらぬ速さで上げてくれるほどのぽかぽか店内でした。ここのから揚げ、むっちゃおいしかったよ~^^ 


ここから先、本日のゴール地点として設定している、旧飯南町(現松阪市飯南町)内の某コンビニまではおよそ5km。この歩き遍路旅は私たちが勝手に行っているものなので、べつにこの中華料理店をゴールとしてもいいのですが、そうすればその分、31日は5km余分に歩かなければなりません。31日のもとからの予定だった50kmが55kmになるのです(あまり変わらんって??) なので、後日少しでも楽にするため、私たちはぽかぽかに温まって胃袋もしっかり満たされた状態でヘッドライトを再装着し、暗闇の中を5km歩きました。



中には足に疲れを覚えるメンバーも出てきました。そんな中、暗闇に浮かぶコンビニの電気を目にしたメンバーは大喜び!!車で通りすぎていれば「あ、コンビニだ」程度のことしか思わないコンビニですが、歩き旅をしているとこのコンビニというものの底知れぬありがたさを実感します。まさに現代版茶屋。



某コンビニ到着は夜8時、ここに宿の送迎に来ていただき、私たちは朝食と夜の打ち上げ用ビールを買いだし、宿に向かいました。本日の宿は山奥に位置するキャンプ場で、私たちは1棟17000円のコテージを7人で借りました。1人当たり2500円、歩き遍路のフトコロには嬉しいオネダン☆


さて、コテージに着いた瞬間、足を中心にあちこちに痛みを訴える人が続出~ 無理もないです・・・これが初のロングトレイル旅で、いきなり30~40kmを歩いたという人もいるんですから。でもみんな、最後までとびっきりの笑顔でいてくれました。これには逆に隊長の私が元気をもらいましたよ~^^

そんな足を痛めたメンバーたちの最高の助っ人は、メンバーの中でエステティシャンを本業とするCさんによるプロそのもののマッサージ。これによるみなさんの回復力も驚きもの!特に痛いところがなかった私も足のつぼマッサージをしてもらいました☆なんだか空を飛べそうな気持になるくらい、足の裏で何かが起きた!!それほどの刺激でした~ Cさん、ありがとう♪


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珍布峠へ向かう道


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10メートルはありそうな掘割を持つ珍布峠





Buen Camino☆

Camino de Ise 2013 ~12月29日 - 2014.01.06 Mon

¡Hola Buenosdias! caminotty@ちきゅうの道です☆


12月29日の″おおまかマップ″
(マップをクリックすると拡大できるよ☆)

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12月29日、奈良県宇陀市は近鉄大阪線榛原駅に8時集合し、タクシーで三茶屋へ。このたびは最終的には10人になるのですが、榛原からのスタート組は5人。ほぼ全員が元(現?)バックパッカーという組み合わせの、か弱い女性陣です(笑)この日の夜の宿でさらに2人が合流、2日後に3人が合流ということになります。
連れもていこら※的な流れ、いいでしょ~^^

※紀伊半島で広く使われている方言で、「仲間を誘いあわせて仲良く行きましょう」の意味です~


今冬初の本格的な西高東低はこの地にも銀世界をもたらしており、常緑樹+白銀の雪という不思議なコラボレーションを私たちに見せてくれていました。目的地に到着した後、タクシーの運転手さんの笑顔で見送られ、私たちは「原風景」という言葉がとても似合うひっそりと静まり返る雪の集落を110km先の伊勢神宮を目指し、出発しました。


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日本の原風景的な場所に雪がよく似合います



小名の集落から山に入るといきなりこの旅初の峠、500mの小名峠へと差し掛かります。地図を見ると吉野方面から伊勢方面へ一直線に通じていて街道の一部の峠と容易に察することができるのですが、道標という道標は何一つありません。どころか峠にまで何のサインもなく、地形図を見て初めて小名峠だと判明できます。ヒトコトで言えば「植林に覆われた何の変哲も面白味もないただの山道」ですね^^;


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集落から小名峠へ向かう道

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単調な道も雪によって華やかなものになります

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ヒヨドリジョウゴの実による天然モニュメント
(猛毒ですからね!!)

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大したことない登りです

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小名峠  本当に何もない・・・・



およそ4kmの峠が終わると鷲家集落に着きます。山間部の小ぢんまりとした集落ですが、和歌山、吉野、熊野、そして伊勢からの道が集う大きな要衝でした。ここにはちょっと興味深い道標が。


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文政11年(1828)製の鷲家道標の南側面に、「いせ江戸」という文字が書かれています。ここ奈良県東吉野村にあるこの道標は、「江戸=すなわち東京」の文字が施されているものとしては最西端にあたるものとのことです!!そのすぐ横には「はせ大阪」とあります。江戸、大阪という二大都市が同じ道標に記されていることから、ここがいかに多くの人が行きかったかがわかるでしょ☆


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西側面には「くまの」の文字も


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鷲家を抜ける道



鷲家を出た後は国道166号線に出て、しばらくはこの国道および国道と並行するのどかな旧街道を歩きます。天気がいいとこの国道から東側に天に向かって堂々とそびえたつような高見山の秀麗な姿を目にできるのですが、あいにく高見山および高見峠方面には雪雲がかかっていて全く見えませんでした(ってか、私たち今からあの中に行くんですけど・・・・・)


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アイスバーン化した国道166号


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高角付近の旧街道 遠くには白く輝く台高主稜線が




鷲家からおよそ8kmで、高見峠への山道が始まります。ここは旧伊勢南街道の峠道ではありますが、冬は樹氷見物、それ以外の季節は比較的登りやすい山として人気の高い高見山(1248m)への登山口でもあるため、年間を通してけっこう人が歩いています。この日も雪の中に無数の足跡がついていました。(ほとんどが高見山登山で、伊勢南街道踏破という人は稀でしょう)


歩きやすいトレイル・・・のはずですが、所々で近年の台風によって崩壊している箇所が数か所ありました。60センチ前後の雪に覆われているということもあり、崩壊前の無雪期なら1分前後で通過できるような区間が30分近くかかったり・・・そんなこんな珍道中を経ておよそ1時間、標高880mの高見峠に着きます。



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高見山登山口でもある高見峠入り口


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奈良県内の人里も見納め


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雪上トレイル、再び!


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小峠 ここから雪は深さを増します


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小峠から高見山彫登り口が分岐
高見峠(大峠)からも登れます


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雪中行軍!!


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雪中恐軍(笑)
土砂崩れ箇所の迂回路は倒木あり、岩あり、雪ありで結構恐かった~






高見峠の天気・・・・ホワイトアウト&吹雪(ある程度予想はしてたけど・・・)




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「峠でホットワイン飲んでおいしいかりんとうでも食べよ~!!」とはしゃいでいた私たちですが、満場一致で「早く三重県側に下りよう!」でした(苦笑)だいたい、期待していたことってその通りにはいかないものなんですよね~



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即行退散!!!from高見峠



高見山への登山道にもなっている奈良県側のトレイルには多くの足跡があったのに対し、三重県側は全くなし(風雪で消えたのかもしれないけど)。新雪特有のサラサラ感触を楽しみながら私たちはルンルン気分で伊勢南街道のトレイルを下っていきます。


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☆ルンルントレイル☆



しかし、そのルンルン気分も束の間、辺りも暗くなっていく頃、突然トレイルが消えた!!1:25000図にはしっかりと記されている伊勢南街道のトレイル、周辺を見渡すと数年前に起きたであろう崩壊の跡があり、そこから草木が生い茂っている状態でした。もう薄暗い上、深い雪に覆われていることもあり、これからのルートファインディングは危険すぎる・・・そう判断した(勝手に)隊長の私は、30分ほど戻って林道経由で三重県側の波瀬集落へ向かうという判断をしました。行程はかなり長くなるけど、安全第一ですからね。




林道を歩きの最中はもう真っ暗。辺りには数件の人家+白熱電球の明かり数個という集落がぽつりぽつりと点在しており、わずかな人の気配の中を雪をかき分けザクッザクッと歩く私たちの足音が異様に響き渡っています。こんな昔話のようなシチュエーション、未だ我が三重県で体験できるんだ~




林道に入って1時間半後、国道166号に出て、松阪市飯高町波瀬地区内にある本日の宿に到着!ちょうど私たちが到着した10分後、津からの2人も合流し、夜はみんなで乾杯!!冷え切った体にボリュームたっぷりの和食とお酒は最高~!ああ、日本ってイイネ~\^O^/



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Buen Camino☆

2011年末奈良~伊勢神宮140km巡礼INDEX - 2012.01.21 Sat

とりあえず、紀伊半島横断ロングトレイル「伊勢本街道」の4日分のジャーナル仕上がりました~



年末お伊勢参り奈良~伊勢140km 12月28日

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月29日

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月30日

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その1

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その2

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その2 - 2012.01.21 Sat

合流して再び3人になった私たちは、あと残り12kmとなった伊勢へ出発!!


・・・・・・・・・・とはいうものの、お昼のラーメン以来飲み物以外何も口にしてない私たち、さすがにお腹がすいてきました。しかしこの小さな町を見渡してみるも、店という店はすべて閉店。空腹で体温も下がってきた。少なくとも6km先の伊勢市街地までは店にはありつけないとして行動色をかじりながら漆黒の田園地帯をとぼとぼ歩くことに。

すると、田丸を出て少し経ったところで煌々と明かりを放つ一見のお店が。コンビニが開いてる!このコンビニは過去に何度か入ったけど、コンビニといっても個人経営の小さなもので、まさか大晦日の19時過ぎに営業しているとは思いませんでした。なんと忝い^^このコンビニでは、“カミーノ・マジック=道の魔法=道がもたらす奇跡的な出来事の意”が2つ起こりました。まずはこれ・・・





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ずっこけた方、申し訳ありません(苦笑)


実は先日、歩きながら3人でこんな話をしてたんです~



3人 「寒くてお腹すいたね~(なんかひもじい私たち?笑) ねえみんな今何が食べたい>」
Sake 「私、あったかいクラムチャウダー」
Rica 「私はホットアップルパイがいいなぁ」
私 「私はパンの耳を揚げて砂糖まぶしたやつ~」
Sake、Rica 「・・・・・・?   どしたのまた?」
私 「・・・(笑)いやあ、なんか古き良き日本の光景が残る宿場町歩いていたら何となく浮かんできたわ~」
Sake、Rica 「確かに懐かしいお菓子だね~ただ、伊勢までの道中にはまずないよそれ、そもそも売ってそうなものでもないし~」
私 「あったら逆に驚くよね~あははは」
Sake、Rica 「そだよね~あははは」



それがまさかまさかの伊勢の手前にあるひっそりとした地帯のコンビニにあったのです・・・そりゃ驚き~
やたらテンション高い私たちにコンビニ店主が話しかけて来てくれたのでパンの耳揚げにありついた経緯を話すと「はっはははは~そりゃうちはベーカリーも兼ねてるからなぁお安い御用でぇ」と一言(笑)


ここのコンビニでビッグサイズのカップめんを買い、お湯をいただいて外のベンチでいただきました。寒風にホクホクのカップめん、こたつに入ってお鍋もいいですが、こんな大晦日もなかなかです☆このあと、もうひとつの“カミーノマジック”が!!


私たちがコンビニの表でカップめんをすすっていると、間の前をバックパック背負った一人の男性が。その男性はこちらを見るや否や「Kさん(Sakeちゃん)、Uさん(私)!」。なんと、昨年末の『伊勢迄歩講=私とSakeちゃんが参加』の際、道中に当たる奈良県御杖村で獅子汁を接待してくれたOさんでした!Oさんは奈良県御杖村に移住し、街道を生かした体験コーディネーターとして活動されていました。そのOさん、今年はおひとりで御杖村スタートで伊勢神宮へ徒歩巡礼されていると事。「うわぁ~一年ぶりですね~しかも伊勢手前の漆黒の町の一件コンビニで!!」と再会を喜ぶ私たち。ここで初対面というRica ちゃんも紹介し、4人でしばらく盛り上がっていました~


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奇跡の再会風景 
バックパッカーオーラ丸出しの空間


私たち3人はカップラーメンを食べ終わるまでしばらく時間がかかりそうなので、Oさんは先に伊勢に向かうことに。「後でまた会えたら!」とここでいったん別れました(のちほどいろいろなことが起こり、結局会えずでした)しばらくして私たちもここを出発する際、ベンチを貸してくださったコンビニ店主にお礼を言うため店内に入ると、店主の奥様やほかのご家族たちが一斉に出てきて「奈良から伊勢まで歩いているんだって~!!!頑張って~な!!!」とエールをかけてくれました。心も体もほっこり温まり、出発!


足をかばいながらも頑張るRicaちゃんに合わせ、コンビニから2時間後にようやく宮川を渡り、伊勢市街地イン!この後、“現代版みそぎ”スーパー銭湯で一風呂浴びてしっかりご飯を食べてから外宮~内宮6kmを歩こうと、いったん伊勢本街道を離れてスーパー銭湯「みたすの湯」へ。さすが大晦日、食堂もお風呂も深夜2時まで営業とのこと。朝も早くから寒い中を40km以上歩いてきたのでお風呂はありがたい。しかし、この後ちょっとした“プチトラブル”がいくつか起きま~す!!


お風呂から出た後、友達の一人が貧血になってしまい、幸い施設内に備わっていた仮眠所で一休みすることに。友達はその後すっかり回復しましたが、全員睡魔に襲われ、「まだ23時だし、食堂も深夜2時までしてるから安心」と仮眠をとることに・・・それが“本眠”となることを知らずに(汗)


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渡会橋で宮川を渡り、ようやく伊勢市街地へ!!


そのまま仮眠所で寝入ってしまった私たち、目を覚ますと・・・・い、1時・・・
ひゃああああ、あけましておめでとうございますだよぉぉぉ!!!!


もちろんお店はアフターオーダーストップ・・・このスーパー銭湯自体も閉館準備が始まり“ホタルノヒカリ”状態。私たちは、非常に質の高い接客態度のスタッフたちに気持ち良く見送られ、漆黒で厳寒の伊勢の街をさまようことに。まず外宮へ向かい、参拝。空腹で全身が冷え切った私たち、境内のあちらこちらで焚かれている火による熱気が唯一の保温アイテム。


まもなく午前3時、外宮を参り終えた後、私たちは6kmさきの内宮めざし、旧街道を進み始めました。大晦日から元日にかけては夜通し伊勢神宮外宮―内宮シャトルバスが頻繁に走っていますが、全身体力がほぼ限界のRicaちゃん、眠くて寒い私とSakeちゃん誰一人それに乗ろうとはしませんでした。ここまで来て乗るわけな~~いっ!!


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暖をとる・・・


外宮から遠ざかり、私たちはかつての宿場町古市地区を抜ける街道を歩きはじめました。外宮の賑わいが嘘のように静まり返る、普段の真夜中と変わらない漆黒の旧街道筋。限界を超えた空腹、歩いても歩いても体温が上がらない。寒い。。。雪山用綿入りジャケットを着ているのにもかかわらず。国内外でそこそこ過酷な体験をしている私たち3人が、伊勢という、日本国内では穏やかな気候の地域とされている街中でこんな“雪山遭難模擬体験”みたいな状態になるとはね(笑)(笑)(笑)そんなひもじい私たちを薄汚い街灯がやさしく照らすそんな時間。


こんなさなか、またまたカミーノマジックは起こる!!薄汚い街灯の頼りない明りが唯一の光源という暗い街道筋の中、向こうからやってくる一人の人影が。近づくや否や「Kさん(Sakeちゃん)、Uさん(私)!!」 


なんと、昨年Sakeちゃんと大阪から伊勢まで歩いた「伊勢迄歩講」のとき同じ講(チームのこと)だった静岡県のOさん(さっきのOさんとは別ですよ~)ではないですか!!!!Oさん、今年も「伊勢迄歩講」に参加しており、夜中の2時ごろ伊勢神宮内宮で解散した後しばらくゆっくりしており、知り合いと伊勢市駅で待ち合わせをするためまたこの6kmを徒歩で戻る最中とのこと。まさかまさかこんなところで1年ぶりの再会を果たせるなんて



ここでまたまた初対面だったRicaちゃんのことも紹介し、みなで漆黒の道中おしゃべりに☆20分ほどたったのち、寒くなってきたのでいつかの再会を誓ってOさんと別れました。「さっきの奈良県のOさんといい、こんなことってあるんだね~」とRicaちゃんも驚いていました。それにしても静岡のOさん、今日は69kmの行程をこなした後なのに、ほんまタフですな~~涼しい顔して「することないから来た道戻りますわ~」ですもん。




牛切坂を下り、左折すると猿田彦神社が見え、信号を渡れば内宮に続く「おはらい町」入り口が見えます。想像はしていたけどもうすでに初詣の人人人。空腹と寒さの限界に達していた私たちは、おはらい町入り口付近で元日深夜営業をしていた食堂を見つけ、かけこみました。カキフライ定食、うどん・・・目を輝かせながらメニューを見る私たちに、スタッフの女性がやさしい口調で一言・・・



「あの~お客様、さきほど4時半にてオーダーストップとさせていただきましたので、現在こちらの「松阪牛串」のみのご注文となっております」



というわけで、私たちが2012年に初めて口にしたのはこちらの松阪牛串1本500円也。
これぞまさに“ゴージャスひもじい”ですね^^;


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われら2012年の初食です☆



おはらい町から内宮を目指している間も寒くてたまりませんでした。人だかりで前もあまり見えないし・・・そんな中、おはらい町内にある「おかげ横丁」に夜通し開いている洋食屋を発見。そこでハヤシライスにありつき、ようやく息を吹き返す(^3^)♪


内宮に参るころは東の空がぼ~っと明るくなってました。
わたしたちの新しい世界“2012”が今、はじまろうとしている。


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この後伊勢市駅まで戻り、7時ちょうどのJRで私とRicaちゃんは津へ、Sakeちゃんは越県して関東へと、それぞれ実家への帰路につきました。気心知れた友達との楽しい華やかな珍道中・・・いや、巡礼でした☆


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2012年もよろしくお願いいたしますm^v^m
(車窓からの初日の出)

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その1 - 2012.01.21 Sat

2011年大晦日、伊勢へゴールをするこの日の行程は47km。とにかく笑って再会して笑ってのぼせて笑って震えた「旨味がぎっしり珍道中」でした!!お馴染みの伊勢本街道でこんなおもろい道中を体験できるなんて・・・VIVAマタタビ女子&いにしの道でつながった人々!!!


昨日、民泊のご主人が私たちを送迎に来て下さる際、ご心配をされてか、こちらから連絡を入れる前に向かえに来て下さったため、実際のゴール地点よりも4kmほど手前での終了となってしまいました(まあ、女3人だけで夕暮れ時の峠道を歩いているわけですからね・笑)そのため、もちろん本日の行程は4km分長くなるわけです~


朝7時過ぎ、民泊のご主人に昨日のゴールポイントまで送迎して頂き、まだ日の光が届かないほの暗い上仁柿地区をスタート!!昨日から足を痛めていたRicaちゃんは今日で徒歩旅行3日目(私、Sakeちゃんとは一日遅れて榛原で合流)、気持ちは一直線に伊勢に向かっていますがやはり歩き方が少々痛そう・・・ゆっくりと彼女のペースで歩いてもらい、時々コーヒーブレイクをしながらのんびりと奥伊勢の集落をつないでいきました。


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下仁柿の里

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工場脇に安置されている常夜灯 
お伊勢さんの道はどこにでも常夜灯が見られる

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駐車場cafe(柿野神社前)

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今昔混同



朝10時前、ようやく横野地区で櫛田川に出ます。ここ横野地区は大阪からの伊勢本街道と和歌山市方面からの和歌山街道(別名伊勢南街道)との合流点です。この和歌山街道は日本列島を横切る中央構造線に沿うように通っており、西方からのお伊勢参りだけでなく紀州藩主や海を越えた四国の各藩主が江戸へ出向く際に通ったとされる参勤交代の道でもありました。ここから先、このあたりでは主要なバス停「大石バス停」までのおよそ4kmは櫛田川に沿う国道166号を歩くことになります。


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櫛田川に沿って

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寒空の下の櫛田川


大石バス停に到着後、足および全身がさらに痛んできたというRicaちゃん、ちょうど近くにドラッグストアがあったので、そこで筋肉サポートタイツやサ○ンパスといったグッズを買い出すことに。ちょうどお昼時だったので近くのラーメン屋へ。ここでエネルギー補給+後半戦への対策会議。時間的にこのペースだとお伊勢さんに到着するのが翌日1月1日のお昼頃になるという計算になり、泣く泣くRicaちゃんにはこの20km先に当たる田丸までバス+電車で移動してもらうことに。この20kmは惜しいけれど、熊野古道伊勢路の起点でもある田丸から再出発することも大いに意義があるから☆無理をせず体をいたわりながら伊勢にはちゃんと“足”でゴールをと言うことを考えた最善策でもありました。


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大石バス停で一服


そしてこのラーメン屋を後にし、最寄りのバス停で「ではのちほど田丸で~!!」とRicaちゃんに見送られながら、私とSakeちゃんは20km先の田丸目指して出発しました。田丸での集合は18時頃を予定しており、現在は13時過ぎ。ノンストップで時速4kmで歩かなければならないのでさほど大変でないようであまりゆっくりもしていられない(笑)けっこうこの5時間、私たちは無心になって歩いていました~ 私にとっては何度も来ているところだしホント何の変哲もないフツーの田舎道なんだけど、この辺りから妙に神聖かつどこか緊迫した雰囲気に包まれるんです。やはりいにしえからの“パワースポット”伊勢の威厳は現在もしっかり生き続けているんですね。そして昨年も一緒に大阪から歩いたSakeちゃんはこの20km内でダウンしてしまっており、今年は初めて歩くことに。昨年、しんどさでほとんど見られていなかった景色を改めて見て「こんな場所だったんだぁ」と“再”新発見を楽しんでいたみたい^^


松阪市をようやく抜け、多気町にはいると津留、津田、相可(全国的に有名になった「まごの店」の相可高校がある地区)、射和、外城田と刻々と変わりゆく空色に合わせるように刻々と私たちの足も伊勢に近づいていきます。そしてすっかり日も落ちたころ田丸に到着してRicaちゃんと無事再会~!!!


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伊勢自動車道をくぐると、初めてお伊勢さんの裏山、朝熊山が見える!
(中央右寄りのはるか奥に見える山)

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櫛田川に沿って延々と・・・(多気町津田付近)

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多気町相可にて振り返る「今朝いた場所があんなに遠いぃぃぃぃぃ!!」
(白い矢印が指す山のふもとあたりが本日のスタート)

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多気町から玉城町に入る手前の伏し拝み坂
疲労でお伊勢さんまで行けそうにない巡礼者がここでお伊勢さんを遥拝した

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外城田にて日が暮れる…

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田丸の町に入る 熊野古道伊勢路の起点と合流!

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『年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月31日その2』へ続く・・・

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月30日 - 2012.01.19 Thu

本日は、御杖村土屋原の「まつや旅館」から三重県に越県し、松阪市飯南町仁柿までのおよそ26km。この日は道中の美杉町内の旧街道多気(たげ)宿内にある古民家の宿「農家民泊なかや」に宿泊予定。オーナーのIさんと知り合いというSAKEちゃんが予約してくれました☆民泊から10kmほど歩いた場所が本日の最終ポイントであり、そこまでは送迎に来て下さるというので時間を気にせず歩けます(とはいえ日暮れが速いのでそれなりにあせりましたが・・・)


朝7時出発の予定が7時20分をまわっての出発。なんぼ『マタタビ踏破隊』とはいえ、気心しれた友達同士なので私隊長の気もゆるゆる~(コラッ!!笑)

土屋原、桜峠、菅野…と、薄曇りのキーンと冷えた山村の集落を延々とつなぎ歩いていきます。この頃、昨日後半あたりから足が痛んできたというRicaちゃんが少々心配になってきました。彼女はここまでのロングトレッキングは初体験であり、無理もないのですが気力と精神力だけは出発当時と変わらず超ハイテンション!そのさまはむしろ足は元気な私やSAKEちゃんの元気起爆剤にもなっていたほど!(私たちの方がどちらかというと少々眠かったりするとすぐテンション下がったりするからね♪(笑)(爆笑) しかしRicaちゃんは時々その歩き方にも痛さやしんどさがにじみ出ていて心配したけど、「とにかく伊勢まで歩ききりたいから大丈夫だよ!」との元気な声に私たちの心配もいつしかどこかへ吹っ飛びました☆


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本日発の峠、桜峠 5分あれば越えられます(笑)

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御杖村菅野宿にある道標と常夜灯

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神末宿にてYeah~♪
朝食のパン&プリンなんてすぐに燃えてしまったのでこの集落
の小さな商店街で大きなカステラをパクッ☆

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神末から敷津に越える小さな峠には首切り地蔵が祀られています

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敷津に入った後、温泉つきの道の駅「道の駅姫石の湯」への道を右に見送り、三重県との県境がある丸山公園方面へ。温泉は惜しかったけど、こんな早い時間に入ってしまったら恐らく本日の行程はここで終了になるっしょ(笑)この公園へ向かう街道筋の一部は昨年の台風12号(紀伊半島豪雨を引き起こした台風)の被害に遭い、崩落してしまっていました。熊野川や那智勝浦などを中心に甚大な被害を出したこの台風がもたらした影響の大きさを痛感します。この丸山公園には小高い丘にたくさんの桜の木が植わっていますが、台風の影響で地盤がゆるみ、いつ倒木してもおかしくないとのことで公園自体が立ち入り禁止になっていました。


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丸山公園への道の一部は2011年台風12号の被害に遭いました

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丸山公園から先はおよそ15分ほどの古道になります。苔むす石畳が残っており、まるで熊野古道のような雰囲気。この峠道を下りきると再び国道369号と合流し、やがて奈良県から三重県に入ります。


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この橋が県境 日出る国伊勢のムードが漂い始める

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お世話になりました奈良県


三重県に入るといきなり「津市=県庁所在地」となりますが、これは平成の大合併で2006年1月に元からの津市と周辺10市町村が名のごとき「大合併」をした結果で、もとは一志郡美杉村という村でした。もとからの津市出身の私としては「こんなところまで津市かよ・・・」と驚かんばかりの広さというか無理があります(苦笑)ここから津市の中心地までおよそ60km、まあ世界的や北海道的に見れば大したこと無いけれど三重県的に見たら明らかに広すぎ(笑)

現在は津市美杉町となったこの地域ですが、杉平、石名原、興津、多気(たげ)と非常に絵になる旧街道筋がきれいに残っています。現在では山中の寒村のような地理的条件ではあるものの街道筋の家屋はたいそうご立派。ここが大阪と伊勢を結ぶ一大街道筋であったことを物語っています。現在美杉町内では伊勢本街道をいかしたまちづくりがさかんであり、のれんや提灯、そしてこの時期の風物詩「花餅」など歩いていて目が飽きない!!「花餅」が大のお気に入りというSAKEちゃんは始終目を輝かせていました!そして写真作家のRicaちゃんは足の痛みも忘れて写真をパシャパシャ、大の照明好きの私も常夜灯や古民家の軒下の電球を見ては大興奮、私たちにとって見れば大都会よりもこういうフィールドの方がはるかに楽しめたりしちゃいます☆


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年末年始の風物詩「花餅」はおよそ7割の民家に見られました

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のれんが下がった古民家

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街道筋の様子

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ちょうど昼時。じつはこれらが最大の癒しだったりする・・・(笑)


興津宿が過ぎた後は飼坂峠という峠が現れます。この峠は古事記にも「難所」として紹介されるほど旅人を恐れおののかせている峠でした。今回はRicaちゃんが足を痛めていることと、すでにお昼をまわっていたこともあり現在の峠道「国道369号飼坂トンネル」を抜けることにしました。このトンネルを抜けてしばらくしたところで昔からの峠道と合流しているので、そこで再び伊勢本街道へ。ここから先はこの辺りの街道筋でもひときわ美しい多気宿へと入っていきます。干し柿に花餅に古民家・・・ふとタイムスリップをしたくなった方にはここをお勧めいたします!


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常夜灯

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飼坂峠手前の興津宿

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現在の飼坂峠道 

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ノラちゃん、寒くて縮こまってます・・・

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多気宿

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「すぐいせ道」道標
これは「まっすぐ」の意味であり、決して「もうすぐ」ではないのでご注意を・・・

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伊勢本街道の宿場手ぬぐい 超Cute!!
これ商品化していればなぁ~



「すぐいせ道」道標を越えたあと、本日の宿はもう目の前、しかし私たちの本日のゴールはここからあと8kmほど先なのです~(*^□^*;)いったん宿に寄り、足がかなり痛くなってきたというRicaちゃんは少しマッサージをすることに。ここで私たちもバックパックを置き、この先は飲み物や懐中電灯など必要な携行品だけを持っていくことに。バックパックが体に馴染んで今まではあまり気にならなかったけど、バックパックを下ろして歩いた瞬間は空を飛べそうなほど軽い! 30分ほどの休憩後14時半頃ようやく出発。12月末と言うこともあり、まだ昼過ぎという時間ですが山村部はほのかに夕方の気配が漂い始めています。典型的な初冬独特のむなしい色に包まれた山村に空・・・その中を私たちのハイテンション会話だけが異様に響き渡っています(笑)

国道369号を5kmほど歩くと、津市美杉町と松阪市飯南町(平成大合併以前は飯南郡飯南町)との境に到達します。ここはかつての櫃坂峠であり、むかしは宿場含む集落がありました。その集落名も「峠」!しかし現在は廃村となっています。ここからは国道からはずれ、伊勢本街道の古道棺坂峠道へと入っていきます。全長およそ1.5kmほどの峠道は大阪方面から伊勢へ向かう際は下りオンリー。ツヅラ折れ残る古道はなかなか風情あります。


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峠を下りきって初めに目にする人里は上仁柿集落、もうすでにあたりは薄暗くなっていますが、薪でお風呂を焚いている煙がそこかしこから立ちのぼる光景にうっとり。その後、「簡易トイレ」で起きたちょっとした珍事に10分ほどお腹を抱えて笑いが止まらなかった私たち・・・真冬の寒村でここまで感動し笑えるネタを持てる私たちってある意味幸せ者☆

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日没後の上仁柿集落と櫃坂峠(背後の山並み)


日もすっかり沈んだ頃、宿主が送迎に来てくれていました。宿に戻ると私たち3人の他、もう一人の宿泊者男性が。彼は大阪の堺市から伊勢を目指して一人で歩いていると言います。きっかけを訪ねると「ことし厄年を迎えるから、厄払いの意味を込めて徒歩で伊勢を目指しています」とのこと。歩くこととはあまり縁がなかった彼は、「徒歩で伊勢を目指せばどんな厄でも絶対はらえる」と思い立って確信し、この旅を決行したとか。一日の距離の目安など、歩き旅のノウハウなど何もないとのことで、何度も道に迷う、地図と実際のスケールにやられて距離感がつかめないなどのちょっとしたトラブルもあったとか。堺市からここ美杉までの80km超を2日で歩いたといいます。ヒェェ~!!!ホント、旅の道中には色んな人がいるもんだ。


ビール片手にそんなオモシロおかしい旅話に花が咲く3日目の夜でした☆



年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月29日 - 2012.01.13 Fri

29日は長谷寺から御杖村土屋原までの26kmの行程。途中榛原でRicaちゃんと合流します。

朝7時30長谷寺に参拝した後、8時前に長谷寺をスタートし、化粧坂(けはいさか)を越えて榛原を目指します。Ricaちゃんが9時に榛原駅に到着するため、私とSAKEちゃんはおよそ1時間で6kmで急ぎ足に。あと30分早く出るべきでしたね隊長!!(私^^;)

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長谷寺参道入り口

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山門より

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老舗旅館が並ぶ長谷寺門前町

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榛原方面へ超える化粧坂登り

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こんなところにも台風12号タラス(2011年9月紀伊半島豪雨)の爪痕が・・・



榛原で9時4分にRicaちゃんと合流!榛原を過ぎた後、しばらくはお店もない山村を通るため、駅前のコンビニエンスストアでコーヒーや行動食を買い出しした後駅前の某ドーナッツ店でコーヒーブレイクを満喫し、3人で榛原スタート!!!(この間1時間・・・^^;)

榛原市街地を抜けた後、内牧川を渡ったところには墨坂神社があります。神社からは榛原市街地を一望、この後はおよそ80km先の多気まではしばし人里ともお別れです。神社を過ぎた後、内牧川に沿う国道369号をしばらく歩きます。3kmほど歩き、高井地区に入ると民間団体の「伊勢本街道保存会」が整備して下さっている古道が現れます。国道に沿っているとはいえ、いにしえの人がお伊勢を目指した山間の物静かな古道の面影がしっかりと感じられます。

1.5kmほど続く古道がおわり、再び国道369号に出た後、間もなく左側に逸れる旧道に入ります。このあとしばらく国道369号とはお別れで、山間の旧道が続きます。舗装路とそのままの古道が交互に現れる感じですが、ほとんど人影を見ることもありません。昔ながらのわらぶき屋根の家や重厚な木造家屋がちらほら見られる山里は、誰もが認めるであろう日本の原風景。さすが大和の国・・・


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マタタビ女性部“ビクニーズ”榛原にて合流!!

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榛原の町はずれ、内牧川河畔にたたずむ墨田神社

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墨田神社前から眺める榛原の町 人里ともしばしお別れ

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不動明王堂前で一服

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高井地区で国道369号に沿うおよそ1.5kmの古道

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高井地区の旧道 舗装されているのに古道のおもむき満点!

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立派な旧邸宅の石垣を横に


高井にある目を見張るほどの超巨木「千年杉」を過ぎた後は道はさらに山奥へと入って行き、石割峠、宇陀市と曽爾村境の山粕峠、曽爾村と御杖村境の鞍取峠と大小の峠を越えていきます。とくにこの中の鞍取峠は大阪から伊勢本街道への有数の難所として、いにしえの道中記にも出てきます。それにしてもこのあたり、所々で携帯も通じなく、クマ出没注意地帯でもあるのであまり単独行動はお勧めいたしません(苦笑)


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石割峠道

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石割峠、大阪から伊勢の間での最高地点756m

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上田口というちいさな集落の一角で寒風ランチタイム

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体を温めなきゃね☆

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ホッとワインでさらにヒートアップ(笑)

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石割峠から山粕峠までの間 こんな道がおよそ6km続きます

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山粕峠 


鞍取峠を越えた頃、あたりはかなり薄暗くなってきていました。この日の宿はここからあと3kmほどのところにある老舗旅館「まつや」。この辺りでは唯一の旅館ということもあり、近年は伊勢本街道スルーハイカーの宿泊者も増えてきたとのこと。とても気さくで素朴な宿主ご夫妻は「こんな山奥なのに、街道ハイカーだけでなく英語圏やフランス語圏の旅人も徐々に増えてきて、語学が今後の課題です」と苦笑い混じりに嬉しい悲鳴をあげていました。最近訪ねてきたフランス人夫妻は数年間かけて世界を自転車で旅しているとのこと。伊勢本街道の旅人宿が世界の旅人宿になる日もそう遠くない!


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すっかり暗くなった頃に「まつや」到着
漆黒の闇にもれる旅情あふれる灯りにはかなり嬉しくなる!

    

年末お伊勢参り奈良→伊勢140km 12月28日 - 2012.01.02 Mon

午前9時、奈良公園で私とSAKEちゃんが合流。Ricaちゃんは翌29日に榛原で合流するため、本日は2人でおよそ26km先の長谷寺を目指します。

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奈良市内から三輪までは延々と旧街道が続きます。およそ500メートル東側を並走する国道沿いにはコンビニやファストフード店が至る所にありますが、この旧街道にある店という店は老舗の商店のみ。そして都市部のコンビニの数ほどある常夜灯や道標、庚申さん・・・  う~ん、いいですねぇ^^


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ちょうど昼ごろ、天理の商店街で発見したインドカレー屋へ入りました。お昼からスパイシーなカレーとタイビールで乾杯~ おいおい、巡礼中だぜ

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素麺で有名な三輪を過ぎて以降、巡礼道は東へと方角を変えます。迫瀬川をさかのぼり、長谷寺へ。


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三輪駅前のかわいらしいcafeにて

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迫瀬川ははるか大陸から仏教が伝来した地

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間もなく一日が終わります~

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年末お伊勢参り奈良→伊勢140km - 2012.01.02 Mon

今年もしてきました、年末お伊勢参り!!
今年は奈良市内は奈良公園から伊勢神宮内宮までの140kmで、メンバーはマタタビ女性部のSAKEちゃん、Ricaちゃん、私。

昨年、体調がすぐれず惜しくもゴールの伊勢神宮20km手前でダウンしてしまったSAKEちゃん、ロングトレッキング初体験のRicaちゃん、“道狂”の私3人はあらゆる珍道中を経てみんなが無事内宮にゴールし、めでたく2012年を迎えることが出来ました☆


行程は以下のとおり

12月28日 奈良公園→三輪(桜井市)→長谷寺
12月29日 長谷寺→榛原→山粕→土屋原(御杖村)
12月30日 土屋原→興津(三重県津市美杉町)→仁柿(松阪市)
12月31日 仁柿→相可(多気町)→田丸→伊勢



2010年末・伊勢本街道踏破記事完成しました~ - 2011.06.03 Fri

2010年12月28日~12月31日にかけ、大阪は玉造稲荷神社から奈良、榛原、奥津を経て伊勢神宮に至る伊勢本街道を170km踏破した「伊勢迄歩講」の記事がようやく完成しました~


12月28日 一日目 大阪~奈良 

■12月29日 二日目 奈良~榛原

■12月30日 三日目 榛原~御杖村敷津

■12月31日 四日目 御杖村敷津~伊 勢


また、左列カテゴリ中の「伊勢街道」からも入ることができます~

伊勢本街道ジャーナル 12月31日 - 2011.01.20 Thu

大阪市中央区玉造~伊勢神宮、伊勢本街道170キローメートル徒歩巡礼「伊勢迄歩講」の第四日目。
大阪ユースホステル協会が主催する、いにしえのお伊勢参りを再現するこのイベントに関する詳細は・・・
コチラ→ 伊勢迄歩講


12月28日 一日目 大阪~奈良 
■12月29日 二日目 奈良~榛原
■12月30日 三日目 御杖村敷津~伊 勢


2010年12月31日大晦日、奈良県御杖村敷津からいっきに三重県を横断して18時間かけて伊勢神宮内宮へ。この日の歩行距離は71km。起床後、ワクワクしながら外を見ると意外と雪は少なくちょっとがっかりな私(安全管理をするスタッフにこんな事言ったら怒られちゃいますが・・・)朝5時、朝食の時にこの日の各講の出発順が発表されました。



またまた私たちの3講は最後発・・・



よっぽど元気に思われてたんやな~(苦笑) 6時半、昨日の道の駅に移動。雪はちらちら舞う程度ですが、とにかく風が強い!!体感温度が5、6度くらい下がっています。雪は降っては融け降っては融けをくり返し、そこが低温のために一面に凍ったため、道の駅の駐車場はアイスバーンに。そこをスケートリンクのごとく滑りながらはしゃぐ大学生スタッフ達(笑)


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                 一瞬吹雪


最後発の私たちは7時頃出発。ここから先はしばらく凍てつく田舎道を歩いていきます。キーンとする向かい風で顔が痛い。神末地区にある丸山公園から先は国道369号に向け、古道がおよそ1kmにわたり残っています。美しい石畳構造も見られますが、凍っている箇所が多く美しさを堪能する人よりもスリップしまいと神経を尖らせている人の方が圧倒的に多かったです。


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               きれいに整備されている丸山公園


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               公園から先は古道が残っています



古道を抜けると国道369になり、まもなく三重県イン! 入ったところはなんと県庁所在地の津市・・・。もともとは一志郡美杉村という地名でしたが、平成大合併に伴い2006年1月にとんでもない広さの津市になっちゃいました。ここから先はのどかな山間部の旧街道がしばらく続きます。伊勢地や興津といった宿場町が残り、街道沿いの民家は立派なものが多く常夜灯も至る所に見られます。今でこそ過疎地となっているこの場所はかつては都と一大聖地伊勢を結ぶいわば大動脈であったのです。いかに繁栄していたかが街道の様子で見て取ることができます。


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                 三重県に入った~


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               伊勢地地区を抜ける旧街道



奈良県と三重県の県境からおよそ4kmのJR東海伊勢奥津で小休止。この駅、松阪駅とここ伊勢奥津駅をむすぶ名松線というローカル線の終着駅だったのですが、2009年10月に猛威を振るった台風18号によりこの路線は所々がズタズタに寸断されてしまい、現在は松阪~途中の家城駅までの運行となっており、それ以遠は運休状態が続いています。なので終着駅のこの駅も1年以上列車が入ることもなく、リニューアルされたこぎれいな駅舎がもの悲しくたたずんでいるだけです。山間部のローカル終着駅ということもあり、訪れる鉄道ファンも多いとか。



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もともと無人駅だった伊勢奥津、2009年の台風の後は真の無人駅に・・・


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         旅情を誘うこの時刻表(笑)


伊勢奥津から先もしばらく雰囲気の良い旧街道が続きます。この一角にあられやさんがあり、私たちが表に売られているあられを買おうとしたところ、奥様が「あなたたち今年もご苦労様。はいこれどうぞ持ってって」と、タダで頂きました。今年で38回目を迎えるこの伊勢本街道踏破は、沿道ではすっかり風物詩になっており、こうした「接待」もよく受けるのです。現在でも確かに残っている旅人とお接待のある光景。ありがたくいただきますm(_ _)m


この後街道が尽きると、本日発の難所、飼坂峠が始まります。熊野古道馬越峠程度の登りですが、雪解けということもあってちょいと足場が悪くなっています。私たちは峠越えを選びましたが、積雪時の峠越えに自信がなく、国道369号の飼い坂トンネルを抜けていった講もあったとか。


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峠の登り口にあたる国道369号にて 現在といにしえの道の交差点です
 

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               飼坂峠道


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                 飼坂峠


峠からは30分ほど下ると北畠神社のある上多気の集落へと出ます。この先、県道との交差点には「すくいせ道」の大きな道標が残っています。伊勢本街道はこのまま直進ですが、私たちはここを左折しておよそ500m歩き、北畠神社横の食堂でちょっと早めの昼食。このこともあってか、「すくいせ道」は伊勢迄歩講関係者の間では「すぐめし道」と呼ばれているとか(笑)  ※ちなみに「すく」とは「まっすぐ」の意味で決して「もうすぐ」の意味ではありませ~ん


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       すぐめし道こと「すくいせ道」 (笑)


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             上多気地区の街道 雪が積もってて歩きやすい~



上多気地区を抜けると国道369に再び合流し、櫃坂峠を目指します。櫃坂峠は非常に山深いところにあって大阪から伊勢の間で一番の難所ともいえる峠であり、今でもおどろおどろしさが残っています。峠にはその名も「峠」という集落がありましたが、現在は住む人もなく数軒の家だけがたたずんでいる閑散とした光景となっています。それが・・・現在は平成大合併のために津市と松阪市の市境となっているのです・・・ほんまに違和感あります。
櫃坂峠道を下りきると山間部に開けた農家がちらほらと見えてきてしばらく歩けば上仁柿、下仁柿と集落が続きます。


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               峠地区の旧民家にて


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                 櫃坂峠道


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                 櫃坂峠道


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            峠を下ると台高山系の支尾根が見えてきます


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              下仁柿の里を歩く



この先しばらく歩くと、櫛田川沿いの国道166号へと出ていきます。ここは和歌山から伊勢、そして海を越えて江戸方面へと続いた和歌山街道いわゆる参勤交代の道との合流点です。のどかな清流の町はいにしえの一大ジャンクションでした。ここからはしばらく166号線を縫う旧街道を伝って松阪市大石、茅原町と歩いていきます。午後3時半を過ぎたころの茅原、なんとここで本日の行程約半分なのです~ 止まっているととにかく寒いのでひたすら歩く歩く歩く・・・


多気町の牧地区で伊勢自動車道をくぐってからは今までの山間ムードの景色はがらっと変わり、開けてきます。そしてここは初めてお伊勢さんの背後にそびえる朝熊山を見ることができるポイントです。ここから見る朝熊は決して近くはなく(笑)、私が初参加の人に励ましの気持ちを込めて「ほら、伊勢が見えたよ~」と言うと「まだあんなにあるんかい!!」と返ってきます(苦笑)



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            朝熊山遠景(画面中央の鉄塔奥に見える山)



あたりもかなりうすぐらくなってきたところ、多気町井内林地区にある津田公民館に到着、ここで年越しそばとおにぎりが振る舞われます。しばし暖を取れると公民館にあがったところ、一緒に来ていたSちゃんが不調を訴えました。低体温症っぽい状態になっており、あと残り20kmを歩くことが難しいとのことだったので、ここでやむおえずリタイアを決めました。無理もない、今回は今までにない極端な気候条件だったといい、これまでにも7、8人リタイアをしています。それに参加回数20回以上を数える我がリーダーFさんまでも風邪っぽい症状を訴えていました。普段は超健脚なSちゃん、わずか20kmを残してとても惜しそうでした。「これは次にもまた来てということだよ!私がSちゃんの願いも預かって伊勢にゴールするからね!」と伝え、ここでSちゃんとは離れることに。


この先は夜間歩行となるので、ヘッドランプを携行し津田公民館を出発。真っ暗な街道をひたすら伊勢へ向かって歩くのみです。暗いとテンションが上がるのか、途中気がつくと私と仙人こと埼玉県のTさん、福岡県のAさんの3人は時速7kmで歩いていました。隣に着いてくれていたスタッフが「あの・・・もう少しゆっくり歩きませんか・・・」と苦笑混じりに話しかけてきて初めて気づきました(^^;) そしてその後「今まで見てきた中で一番早いペースでした」と一言・・・。


夜9時過ぎ、田丸神社に到着。田丸といえば熊野古道伊勢路の出発点。私を知っている人はここで「カミノッティさんは尾鷲だから帰りはここから歩いて帰るんだよね?」と聞いてきます。別に冗談レベルではないが、やはりこの後は実家に帰っておいしいもの食べたいもんね~・・・まあ実際に大阪や神戸、名古屋に徒歩で帰る人いてるんだけど(苦笑) 


田丸からは伊勢まであと12km。ここで我がリーダーFさんがダウン寸前の状態に。寒風にさらされすぎて悪寒がしてきたという。さすが12kmはふんばるが少しペースを落としたいとのことでした。年末の大寒波はベテランでも相当堪えたようですね。伊勢の街中に入り、宮川を渡った後外宮に到着し、しばし暖をとります。その後およそ6kmを歩いて内宮向井にある猿田彦神社に到着。



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              宮川に架かる度会橋を渡る



猿田彦神社で全講が合流し、みなで「わっしょい」コールを掛け合って一気に内宮鳥居前までおかげ横丁を駈けます。これがまた大迫力なんです。本来、各リーダーが旗を持って先頭を歩くのですが、Fさんの体調があまりにも思わしくなかったため、旗持ちは私にたくされました。恐れ多いながらも大旗振って先頭を歩き、年明け10分前に無事ゴール!!



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この後は解散式を行い、ほっくほくのカレーとビールを頂いて解散、真夜中のお伊勢参りを済ませ、早朝に実家の津へと帰りました。私は体の疲れはほとんどありませんでしたが、さすが睡魔には勝てず、シャワーを浴びた後は初日の出を15分後に控えたまま眠ってしまいましたzzzzzzzz


2011年もいい年になりますように~  (ってこれ書き終えたの5月末ですがw)

伊勢本街道ジャーナル12月30日 - 2011.01.19 Wed

大阪市中央区玉造~伊勢神宮、伊勢本街道170キローメートル徒歩巡礼「伊勢迄歩講」の第三日目。
大阪ユースホステル協会が主催する、いにしえのお伊勢参りを再現するこのイベントに関する詳細は・・・
コチラ→ 伊勢迄歩講


12月28日 一日目 大阪~奈良 
■12月29日 二日目 奈良~榛原
■12月31日 四日目 御杖村敷津~伊勢



2010年12月30日、長谷寺前の旅館井谷屋を出発し、最寄りの駅である近鉄長谷寺駅まで歩き、前日の最終ポイント榛原駅まで電車で移動します。本日の行程は、榛原から三重県の県境にほど近い奈良県御杖村敷津までのおよそ32km。榛原からは急に山深くなり、国道369号を縫うようにして残る伊勢本街道の古道、旧道をつないでゆきます。この日の天候は曇りのち大雪。日本の原風景と散りばめられる雪が奏でる光景は心までもがまっさらになるような幻想的なものでした(この気候で風邪を引くものも続出・・・)


榛原駅からは途中で暖かいお茶の接待を受けながらおよそ10分歩いて墨坂神社へ移動。ここ墨坂神社で、出発する講(班)の順番がスタッフから発表されます。講の数は大阪から伊勢迄歩く170km踏破が6講、そしてここ榛原から伊勢を目指す100km踏破が1講の計7講。順番はスタッフがミーティングで昨夜決めたといい、ここ2日間のそれぞれの講全体の体力や協調性などで判断されます。当然、強靱な講ほど後発に。ちなみに私たちの3講は・・・


最後発・・・ 


スタッフの話によると、元気な私たちの講は迷わず最後発に仕分けたという・・・(苦笑)講と講の間は5分空けるというから、私たちは最先発講が出てから35分待たなければならない。キーンと冷え込む中、たき火で煙に巻かれながら暖をとって待機します。


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                榛原の墨坂神社

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             墨坂神社から見た榛原の町 
        ここを出たら伊勢まで町らしい町はお預け(笑)



8時40分、ようやく出発。墨坂神社から内牧川に沿って少し歩き、国道369号に入ります。3kmほど国道を歩くと、右側の山道に入ります。これは古来からの伊勢本街道です。大阪から伊勢に至るこの街道は、熊野古道や四国参詣道に勝るとも劣らないれっきとした大巡礼道です。通る人もほとんどいなくなってからはたびたび大台風に見舞われたりし、山間部に至っては荒れるに荒れていました。しかし近年、この『伊勢迄歩講』の関係者や、この街道を深く愛し全区間に渡って整備、情報発信を積極的に行っている伊勢本街道保存会(山下会長)といった熱心な方々のお陰で伊勢本街道は徐々に息を吹き返してきました。


中垣内地区からは、藁葺き屋根の名残も見られる閑散とした集落をいくつか通り、諸木野、石割といった素朴な峠道を越えて昼食ポイントの専明寺へ向かいます。ここで1時間ほど昼食休憩。


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              高井地区にある千年杉

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         諸木野から石割峠へと通じる古道 ほの暗くてしっとり・・・
 

さて、専明寺を出た後、空色が徐々に怪しくなってきます。そして山粕峠の入口の前では一時真っ暗に・・・また雷雨かぁぁ・・と思っていたところ、ふわりふわりと大粒の雪が舞い降りてき、みるみるうちに空気中を埋め尽くさんばかりの牡丹雪に。視界が遮られてすぐ前を歩いている人ですら見づらい状態に。思わず嬉しくなる私たち・・・どす暗い山間部をパステルカラーの心でルンルン歩いていきます☆この後、難所鞍取峠を越える頃には一面真っ白に~


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          雪が降り始めた頃、山粕峠へとはいる
     真っ昼間なのに暗い。3日前に降った雪がちらほら残っている

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                  峠道でパシャリ


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            山粕峠を下ると山粕集落が見えてきます


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                 石割峠


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              幻想的な土屋原地区


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              土屋原川に架かる和合橋を渡る


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        集落の人が温かい心でおもてなし☆


この先、雪は降ったりやんだりをくり返します。私たちは山間の静まりかえった旧街道をひたすら東へ歩いてゆきます。時期は12月末、15時を越えた頃から徐々に薄暗くなっていきます。バックパック背負って歩いているとなかなか実感しないけど、寒い・・・この先の庄谷地区にある、旧小学校を改築した「みつえ体験交流館」では、冷えた体にありがたすぎる猪汁のお接待を受けました☆


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          暖かい提灯の光がこぼれるみつえ体験交流館


猪汁で体ほっこり、そして外は真っ暗・・・しかし、まだ残すところあと5kmあるのでもう一頑張りなのです~ヘッドランプを取り出し、目指すは本日のゴール地点、「道の駅御杖村」です。山間部の夜はほとんど外灯もなく、聞こえるのは寒風のもの悲しいささやきのみ。そこに私たちのワイワイガヤガヤトークがこだまする。これ、一人やったら相当厳しいで・・・


旧道の牛峠を越えた後、国道369号に合流し、敷津の集落へと入っていきます。集落からはおよそ2kmで道の駅にゴール!ここで夕食をとり、道の駅併設の温泉で汗を流します。この後、宿泊地である「三季館」へマイクロバスで移動します。三季館とは聞こえは旅館のようですが、廃校を改築した交流施設です。よく林間学校などで利用されるものであり、「三季館」の名前の通り冬は基本していないとのことですが、毎年「伊勢迄歩講」のために開けて下さるそうです。キーンと冷え込んだ空間が深い旅情を感じさせます。


明日31日は伊勢までの71km歩行で早朝4時半起床なので、Sちゃんとワインをたしなみ(笑)ぐっすり眠りにつきました~



伊勢本街道ジャーナル12月29日 - 2011.01.18 Tue

大阪市中央区玉造~伊勢神宮、伊勢本街道170キローメートル徒歩巡礼「伊勢迄歩講」の第二日目。
大阪ユースホステル協会が主催する、いにしえのお伊勢参りを再現するこのイベントに関する詳細は・・・


コチラ→ 伊勢迄歩講
■12月28日 一日目 大阪~奈良 


2010年12月29日、本日は奈良市から榛原までのおよそ33km、道は国道169号に沿う平坦な旧道を延々と歩くのみです。29日はこの4日間のうち、唯一の終日晴れでした。前日の低気圧による影響で、この時期にしては暖かく、ハイペースで歩いていると汗ばむほどに。


朝7時半、奈良YHを出発。奈良女子大学横を経て超有名な奈良公園を抜けて、奈良のシンボル、五重塔で有名な興福寺前へ。ここで記念撮影をした後、講(班のこと)に分かれて出発。私達の講は後発組だったため、ここでおよそ35分の待機。寒い・・・^^;


8時半に出発。興福寺の後は猿沢池、伝統建造物地区の町並み通称「ならまち」と、奈良市を代表する所々を抜けます。33km先の長谷寺まで行かなければならないので、もちろん素通り・・・


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                     猿沢池

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                     ならまちの庚申さん



京終(きょうばて)という地区を過ぎた頃、名前の通りに市街地も尽きてゆき、徐々に辺りはのどか田園地帯となっていきます。安産祈願のお寺として知られている帯解寺を過ぎ、しばらく歩くと天理の商店街をクロスします。


天理商店街を横断した後、毎年伊勢迄歩講を応援してくださっている地元の人々がつきたてのお餅を振舞ってくれました!「どんどんたべてって~きな粉も醤油もあるから~ほら、この焼いたのなんてどう?」と元気なご夫婦はつぎつぎと勧めてくれるので、私もSちゃんも遠慮なく3つもいただいちゃいました☆ 大学生のスタッフの子なんて5こ食べてた(笑)お伊勢参りの時代から300年も過ぎた今、こうしてもてなしてくれる人がこんなにいることに感謝です。この直後(3分後)、11時、私達のために地元の人が開放してくださった集会所でちょいと早い昼食。


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                  ほっかほかのお餅



午後は相変わらず南にまっすぐ伸びる旧伊勢本街道をひたすら歩く、歩く、歩く。ときおり振り返ると、昨日越えてきた暗越峠の尾根がかなり遠い。


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                  街道に残る市場跡の屋根



大きな鳥居が見えてくるとまもなく三輪に着きます。三輪の後は聖地三輪山南側の山すそを回り込むような道を進み、泊瀬川ほとりに出ます。ここには「佛教伝来之地碑」という大きな碑が。ここにはるか天竺からシルクロード、朝鮮半島を経て仏教が上陸しました。昨年春に韓国百済から奈良飛鳥へ陸路&海路で横断した旅を思い出します。




この先、西国三十三箇所第8番札所の長谷寺まではおよそ5kmの道のり。本日はこの長谷寺の参道沿いにある井谷屋という老舗旅館に泊まります。この日歩くのはさらに6km先の榛原ですが、榛原に宿がないために井谷屋にしてあるとのこと。私達は井谷屋に荷物を置き、軽装になって榛原へ歩いた後に近鉄電車で一駅戻ることになります。現代文明は便利だわ。


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長谷寺参道から一気に化粧坂(けはいさか)を駆け上がる

伊勢本街道ジャーナル12月28日 - 2011.01.17 Mon

大阪市中央区玉造~伊勢神宮、伊勢本街道170キローメートル徒歩巡礼「伊勢迄歩講」の第一日目。

大阪ユースホステル協会が主催する、いにしえのお伊勢参りを再現するこのイベントに関する詳細は・・・


コチラ→http://isemadearukou.web.fc2.com/



■12月29日 二日目 奈良~榛原
■12月30日 三日目 御杖村敷津~伊 勢
■12月31日 四日目 御杖村敷津~伊勢


ルート全図

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2010年12月28日午前7時15分、大阪市中央区に位置する玉造稲荷神社に集合。集合したおよそ50人の参加者は指定された講(ここでは班のことを当時の伊勢講にならってこう呼びます)に分かれます。私と友達のSちゃんは3講になりました。講のメンバーは7人ですが、中の1人が急用のため、翌日の奈良市から合流することになったので、このときは6人。ここに関西一円の大学生で構成されたスタッフが2人つきます。


この旅は、快晴、雷、雹、突風、曇り、雪、地吹雪・・・と、日本で起こりうるすべての天気を4日間ですべて体験できたある意味珍道中でした(笑)晴れくもり雨雷雪

玉造稲荷神社でお払いを済ませた後、お神酒をいただいて午前8時、いざ伊勢へ向かって出発。しばらくは国道308号長堀通りを東へ向かって進みます。所々で旧街道が残っていますが大都会大阪市の中心部ということもあり、ちょっと雰囲気のある飲み屋街になっていたりと風情満点!



みちびとのたわ事?A diary of route journey?
                  いざ行かん!!


みちびとのたわ事?A diary of route journey?

              にぎやかな長堀通へ出ます

              
みちびとのたわ事?A diary of route journey?
       こんな光景も2日後には携帯も通じないような山奥に・・・ 

       このギャップが伊勢街道のオモロイところ^^



この先、大阪市を抜けて東大阪市へ東進します。進行方向には本日随一の難所、暗越峠(くらがりとうげ)を囲む生駒山地の山稜が私たちの歩みのペースト比例して徐々に大きくなってきます。



昼前に、暗越峠のふもとにある森林公園に着き、そこで昼食。来た方向を振り返ると日本、いやアジア屈指の大都市大阪の都影が。この近代的光景も見納め、私たちはこれからかつてのお伊勢参りの時代から変わらないであろう世界へと向かいます。



舗装路でありながらいにしえの面影が残る暗越峠は標高455メートル、峠には古民家が残り、路面は石畳舗装になっています。大阪から奈良へ向かう奈良街道の屈指の難所として知られるこの峠は日本屈指の古い街道であるだけでなく、南側の竹内街道とともにユーラシア大陸からの文化が平城京へと伝わった「シルクロード」の一部でもあります。現在峠は大阪府と奈良県の府県境となっています。東側には大和平野とその背後の山並みが広がり、旅の舞台が進行したことを実感します。




みちびとのたわ事?A diary of route journey?

           ふり向けば大阪・・・♪

みちびとのたわ事?A diary of route journey?
        暗越峠 さらば大阪府、こんにちは奈良県

          
みちびとのたわ事?A diary of route journey?

         暗越峠道を大和平野方面へ下ります

みちびとのたわ事?A diary of route journey?

               西畑地区には見事な棚田が!



暗越峠道を下りきり、生駒市内を通ります。国道168号を横断した後は、足湯がある公園で小休止。ここからは先ほど越えてきた生駒山地および暗越峠を遠望できます。「え、もうあんなに歩いたの!?私、あそこから歩いてきたの!?」と、ここで感嘆の声をあげる初参加者も少なくありません!



みちびとのたわ事?A diary of route journey?

  足湯公園から暗越峠を遠望 (中央部の山稜のくぼみが峠)



室ノ木峠という小さな峠を越え、生駒市から奈良市に入ります。ここから先、第二阪奈道路を越え、田園地帯と垂仁天皇陵を越えると徐々に奈良の市街地へ入っていきます。この垂仁天皇陵、かなり立派な前方後円墳なのですが、堀に沿う道路を歩いていても、当然ながら見えるのは側面から見た一部だけでその全容はつかめません。そこで友達のSちゃんが「携帯のグーグ○アースで見てみよう!」と提案。「ナイスアイデア!」と私および一緒に歩いていた20代のスタッフが盛り上がりました。さっそく検索してみると・・・



見事な前方後円墳の全容が明らかに・・・!!



たった今横から見ているものを時を同じくして空撮のものを見ているこの快感、いにしえの道をたどりながら現代文明の恩恵をリアルタイムで受けている私たちなのでしたラブラブ



みちびとのたわ事?A diary of route journey?
               垂仁天皇陵


さて、この先奈良市街地に入ろうとしたところで、私にとってはこの旅最大のピンチ到来。大寒波を背後に背負った寒冷前線がやってきて、突発的な雷雨、雹、そして突風・・・真上でガラガラガッシャーンと容赦なく鳴り響く雷・・・雷ひえええええええ?  街の中に入っていてよかったのですが、店の前に立っている旗や看板などがつぎつぎになぎ倒され、それを撤収する店員たちがあちらこちらで走り回っています。雷雨は30分ほどで去りましたが、その後、相次いで市街地を何台もの救急車が走り回っていました。さすが落雷被害者ではないとは思いますが、突風による転倒や交通事故が何件かあったとのことです。



すっかり雷雨がおさまった頃、全員無事に奈良ユースホステルに到着しました。あとはおいしいご飯とビールでほっと一息つくだけです☆男女別に分けられた部屋で、私の部屋は私とSちゃんのほか、別の講の女性2二人がいました。今回170kmを踏破する女性参加者は50人中6人でした。中の2人は部屋割りの関係で別室でした。


同室になった女性の中の一人は30代女性で、旅行が大好きで国内外あちらこちらを飛び回ってるとのことです。同じく旅が大好きな私とSちゃんは彼女とすっかり話が合い、消灯ぎりぎりまで「旅ガールトーク」で盛り上がっていましたにひひ




             



伊勢本街道ジャーナル12月27日 - 2011.01.08 Sat

2010年末の12月28日?2011年1月1日未明まで、大阪市中央区玉造から三重県の伊勢神宮までの170キロメートルを徒歩巡礼したジャーナルをぼちぼちあげていきます☆では、まず“前夜祭”の12月27日から。


2010年12月27日、実家に戻って年賀状を一気に作成し終えた後、午後4時に近鉄津駅を出発。大阪市の四ツ橋へ向かいます。ここで一緒に参加する友達のSちゃんと合流、そのままSちゃんおすすめの生パスタ専門店へ。


多種多様な生パスタに世界中のビールを取り扱っているこのお店では飲む、食べる、しゃべるのオンパレードニコニコ店内には「世界一周ビールの旅」と称された大きな世界地図があり、地図の位置に合わせて各国の有名ビールブランドが掲載されています。ここでは注文しませんでしたが私たち2人の目が真っ先に向かったのはオランダの「坂本竜馬」。もはや世界の竜馬ですね!


スペインのエストレージャ・ガリシア、イギリスのギネス、それにフランスワイン、ハモンセラーノやホタテカルパッチョなどタパス各種・・・・会計の際にはえらい値段になっていました・・・にひひあせるでも値段相当以上に楽しい前夜祭になりました。


この日は森ノ宮の激安かつ快適なホテルで1泊し、睡眠前の白ワインで(笑)翌日のスタートに備えます☆




みちびとのたわ事?A diary of route journey?

              しっとりしたおしゃれな店内


みちびとのたわ事?A diary of route journey?

               ハモンセラーノ&ビールラブラブ


みちびとのたわ事?A diary of route journey?

        もっちりとした食感が特徴の生パスタ ヘルシ?音譜


みちびとのたわ事?A diary of route journey?

         ちょっぴりアジアン、なんだか落ち着く森ノ宮の裏路地


なんだかなぁ?(笑) - 2010.12.29 Wed

奈良県は長谷寺に無事到達!


しかしなぁ…



大寒波と雪を想定していた巡礼、実際は雷と意外な暑さ(毎日汗だく!)



いやぁな想定外ですわガーン

なんせうえのってぃは言わずと知れた大の雷嫌い。なぜまたこの時期に…


これも試練か…

雷!嵐!! - 2010.12.28 Tue

奈良に無事つきました。

夕方、寒冷前線が通過し、雷と嵐と雹の中を歩いていました@奈良。

明後日は大雪との予報雪 この徒歩巡礼はなかなか趣深いモノになりそうだわにひひ汗

行ってきま?す - 2010.12.27 Mon

28日?31日まで、大阪玉造大社?伊勢神宮内宮徒歩巡礼に行ってきますキラキラ

明日の朝が早いため、今夜大阪入りをします。友達のSちゃんと現地で合流し、Sちゃんおすすめのイタリアンで前夜祭だぁ?にひひ

今回は国内なので、随時現地アップしていくつもりですグッド!


あぁ、カミーノ記事を今年中に書き上げられなかった… 来年は新年早々巡礼記事オンパレードの予感汗


では、行ってきます雪

伊勢マデ完歩! - 2009.12.29 Tue

2日がかりで、桑名の七里の渡し?伊勢神宮外宮間の

伊勢参宮街道約100kmを踏破しました!


1日目は、安藤広重の『東海道五十三次』でも有名な「七

里の渡し」を朝8時半ごろ出発し、桑名市、朝日町、四

日市市を旧東海道を歩きました。日永の追分で東海道

を西側へ見送って伊勢参宮街道に入り、鈴鹿、河芸を

経て17時過ぎ津の我が家着。


2日目は津の我が家を朝7時半出発し、津市、松阪市、

明和町を経て伊勢神宮外宮へ16時半ゴール!


本来3日かけて踏破するコースを2日だったので、1日

50キロ歩きました?  伊勢でお参りをして、赤福買っ

て帰りました。


かつて人が幸せを願って歩いた旅路、伝えていきたい

ものです。



さて、第37回伊勢迄歩講大阪?伊勢神宮内宮の踏破

隊の方は本日は榛原まで来ました。明日から山間部に

入り、美杉経由で31日の夜に伊勢到着予定です。皆さ

ん引き続き頑張ってくださ?い!!




みちびとのたわ事?A diary of route journey?

     七里の渡し 『東海道五十三次』にも描かれています



みちびとのたわ事?A diary of route journey?

                 旧東海道


みちびとのたわ事?A diary of route journey?

        ひなびた町並みから見る近代的な光景



みちびとのたわ事?A diary of route journey?

この地域の旧東海道は県道66号! 某国の66号も有名な道ですよネ☆



みちびとのたわ事?A diary of route journey?

    日永の追分 伊勢参宮街道と東海道の分岐点です



みちびとのたわ事?A diary of route journey?

             鈴鹿市内の旧街道



みちびとのたわ事?A diary of route journey?

               2日目 斎宮にて



みちびとのたわ事?A diary of route journey?

           宮川を渡れば伊勢神宮はすぐ!






伊勢マデ歩コウ! - 2009.12.28 Mon

昨日から実家に帰っています。今日28日は、『第37回伊勢
迄歩講』の踏破隊が、大阪市の玉造神社から、170キロ先
の伊勢神宮を目指してスタートする日です。元日の未明、
伊勢に到着予定です。

けんたっきいさん、各大学ユースホステル部の皆様、参加
者の皆様、頑張ってください。無事到達をお祈りします!

さて、私は今回は参加できませんでしたが、代わり(?)とし
て、桑名の七里の渡しから2日かけて伊勢神宮までを歩い
てきます。本日は桑名から実家のある津まで歩き、明日は
津から伊勢までです。行程がコンパクトな分、1日50キロ
近く歩かねば…。

では、頑張ってきます!


※伊勢に至る街道(伊勢街道)は複数あり、大阪から伊勢
を結ぶものは主に伊勢本街道、
私が今日明日と歩くのが東海道から分岐する伊勢参宮街道
です。

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三重県紀北町在住。歩き旅人&旅イラストライター&ガイド

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